兵庫県加古川市にあるものづくり支援センターと補助金について
2020.04.29
兵庫県加古川市は靴下の生産量が日本一であり、臨海部には銑鋼量国内上位の神戸製鋼所加古川製鉄所と技術開発センター、内陸部にはウールメーカーの日本毛織工場があります。
今回はそんな加古川市にある加古川市ものづくり支援センターの概要と、ものづくりに利用可能な補助金についてご紹介していきます。
【兵庫県加古川市にあるものづくり支援センターとは?】
加古川市ものづくり支援センターとは、技術面や経営面で課題に直面しているものづくり産業を支援するために設立されたもので、加古川市役所の新館3階産業振興課内にあります。
センター内に技術専門ディレクターを配置しており、製造企業の技術革新、高度化、第2創業など販路拡大への支援を主な役割としています。
具体的には、補助金の申請や、中長期事業計画の立て方についての指南、企業間マッチングや有識者の紹介を行っています。
また、加古川ものづくり塾や経営パワーアップセミナーなどを開催しており、IoTやロボットに関するセミナー、見学会の開催、成長を続ける市場の動向や事業化へのノウハウを提供しています。
さらに、大学や公的機関との連携も充実しており、企業訪問、技術相談、講演会、研修会なども実施しています。
特に兵庫県内だけはなく、さらなる販路拡大のために重要である見本市や展示会に出展するための補助金申請支援も行っているため、ものづくり産業に携わっている方々の活用が期待されています。
【兵庫県加古川市のものづくり産業を支援する各種補助金について】
次に、活用できる各種補助金とはどんなものか簡単にご紹介いたします。
まず、先述した見本市や展示会に出展するための補助金として「加古川市中小企業魅力発信支援補助金」があります。
補助対象者は、加古川市内に主たる事業所を有し、建設業、製造業、情報サービス業を行う中小企業者、もしくは、地場産業を営む兵庫県靴下工業組合や国包建具保存会です。
なお、交付決定後に支出した経費が対象となり、交付額は補助対象経費の2分の1以内(上限15万円)で、補助回数は年度内1回限り、交付を受けると翌年度は申請できないことに注意が必要です。
詳しくは、加古川市のホームページをご参照ください。
また、経済産業省所管の中小企業支援制度も豊富に用意されています。
具体的には、新製品・サービス開発や生産プロセス改善のための設備投資として「ものづくり・商業・サービス補助金」、小規模事業者が経営計画を策定して取り組む販路開拓などを支援する「持続化補助金」があります。
さらに、バックオフィス業務の効率化など、付加価値向上につながるITツール導入を支援する「IT導入補助金」もあるため、これら補助金の積極的な活用が望まれるところでしょう。
【まとめ】
加古川市役所内には、ものづくり産業に携わる方々の支援を幅広く行うものづくり支援センターがあります。
事業の継続や拡大に必要となる補助金申請指南や、経営に関するセミナーなどを行っていますので、ぜひ活用してみてください。
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