用途地域とは何?工場や倉庫の建築や営業を認められるエリアはどこ?
2019.04.13
貸し工場や貸し倉庫をお探しの際、「用途地域」という不動産用語を見聞きすることがあると思います。
この用途地域は、物件や土地探しにおいて非常に重要なポイントで、しっかりと理解しなければ後々トラブルに発展する恐れもあるのです。
そこで今回は、大阪府で貸し工場や貸し倉庫をお探しの方に用途地域についてご紹介します。
【用途地域と工場①:用途地域とは】
用途地域とは、建築できる建物の種類をエリアごとに制限したルールのことを言います。
その種類は大きく分けて「住居系」「商業系」「工業系」に分けられ、そこからさらに細かく分類されるのです。
また、営業規制や建物の種類、建ぺい率や容積率など具体的な規制もあり、地域によってはさらに細かく定められています。
この用途地域は、およそ5年に一度全国で一斉に見直しが行われ、規制や運用の不具合を修正しているんです。
【用途地域と工場②:分類されている理由】
用途地域が分類されている理由としては、街の住みやすさや環境整備を主な目的としています。
同じエリアに住宅や工場など、用途や目的が違う建物が混在すると経済や交通、治安面など住みやすさに直結する、重大な問題が発生してしまう可能性がありますよね。
そのため、地域ごとに建築・営業できる建物の種類や用途を制限することにより、環境保全や街の利便性を促進してより良い条件を保っているのです。
【用途地域と工場③:工場や倉庫が建設・営業できる用途地域は?】
工場や倉庫は住居ではないため、エリアによっては建築や営業が厳しく制限されています。
そのため、工場や倉庫を探す場合は、「準工業地域」や「工業地域」、「工業専用地域」を選ぶと安心です。
営業目的や建築目的によっては住居系地域でも可能なケースもありますが、階数や規模などの細かい制限が設けられているため、希望の倉庫や工場が見つからないかもしれません。
また工業系の用途地域でも、環境悪化の恐れがある可能性の高さに応じて営業が認められるかどうかが変わるので、その点もご注意ください。
【まとめ】
エリアごとに建築や営業が制限されている用途地域は、住みやすさや業務のしやすさを確保する大切な制度です。
貸し工場や貸し倉庫をお探しの際は、「準工業地域」や「工業地域」、「工業専用地域」を選ぶようにしてくださいね。
貸し倉庫・貸し工場SEARCHでは、大阪市内をはじめ(大阪、兵庫、京都、奈良、滋賀、和歌山)
関西地方の広い地域の貸し倉庫や貸し工場を多数取り扱っております。
条件に合った貸し倉庫や貸し工場をご提案いたしますので、お気軽にお問い合わせください。