貸し倉庫選びは高床式と低床式のメリットとデメリットを把握し検討
2021.11.18
倉庫を借りる際には、床の構造に注意しなければなりません。
使用する車両の種類やサイズ、運搬する商品によって適した構造の貸し倉庫を選びましょう。
倉庫には大きくわけて、高床式と低床式の2種類があります。
それぞれの利点とデメリットをご紹介します。
貸し倉庫を選ぶ際には高床と低床のメリットを比較
敷地よりも高い位置に倉庫の床がある高床式は、車両の荷台から人の手で荷物の積みおろしをするタイプです。
プラットホーム型になっているのが特徴で、プラットホームとトラックの荷台と同じ高さにすることで、荷物を楽におろせるのが便利な点です。
また、高床式は商品の品質管理がしやすい点も特徴です。
地面より高い位置にあるので、湿気やホコリが倉庫内に入りにくく、商品の衛生管理がしやすく、傷んだり破損したりする確率も低くなるでしょう。
一方、低床式の貸し倉庫はトラックやフォークリフト、重機などの出入りがしやすい点がメリットです。
道路や敷地と倉庫の1階の床が同じ高さなので車両がそのまま出入りでき、フォークリフト往来も自由なので入庫作業の効率化が高くなります。
倉庫を建築する際には、床を底上げする必要もないので、その分の建築費用もかかりません。
車両や重機などを使うことが多い場合は、地面と倉庫の境がフラットであるほうが使いやすいでしょう。
貸し倉庫は高床と低床のデメリットを把握して選ぶ
高床式のデメリットは、費用がかかることです。
地面からの底上げが必要な分、建築費用がかかります。
収納する商品によっては、床の強度をあげる、補修するなどの手間や費用がかかります。
高床式を選ぶ際には、費用対効果を考慮する必要があるでしょう。
車両のサイズや荷台の高さはいろいろです。
そのため、適した高さの倉庫を探さなければならない点も難点と言えます。
低床式の注意点は、品質管理が難しいことです。
地面と同じ高さなので、ホコリが入りやすく湿気も影響も受けやすくなります。
また、大雨が降れば浸水のリスクが高まります。
浸水対策として、防水壁をつくったり、傾斜をつけたりしなければなりません。
排水設備を整えるなど、設置費用や手間がかかる点はデメリットです。
もし、雨水が倉庫内に入ってしまった場合は、復旧作業をしなければなりません。
低床式を選ぶ際には、立地や環境などの確認も忘れないようにしましょう。
まとめ
貸し倉庫には、高床式と低床式があるので、それぞれのメリットとデメリットを把握し、適したほうを選ぶ必要があります。
使用目的や商品の内容、費用などを考慮し、適した貸し倉庫を選びましょう。
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