賃貸倉庫の防火扉の耐用年数とは?どんな点検が必要なのか
2021.12.16
賃貸倉庫には、万が一の火災が発生した際に、被害を最低限にするために防火扉が設置されています。
賃貸倉庫を利用する場合は、防火扉について理解しておくことが大切です。
今回は、賃貸倉庫をお探しの方に向けて、防火扉の耐用年数と点検項目についてご説明します。
賃貸倉庫の防火扉の耐用年数はどのくらい?
賃貸倉庫では、消防法と建築基準法によって防火扉の設置が義務付けられています。
防火扉とは、火災の広がりを食い止めるための扉のことで、倉庫以外にも学校や病院、ショッピングセンターなどにも設置されています。
大切な役割を持つ防火扉ですので、賃貸倉庫を借りる際は、防火扉が耐用年数を超えていないかもチェックしたいですね。
しかし、防火扉は法的な耐用年数は定められていません。
そのため、重量シャッターの耐用年数である15年と、消火設備の耐用年数である8年が基準となり、防火扉の耐用年数は8年から15年と考えられます。
また賃貸倉庫には、防火シャッターが設置されていることもあります。
防火シャッターとは、扉ではなくシャッタータイプの防火扉のことです。
防火シャッターも重量シャッターの耐用年数である15年で設計されていることが多いです。
賃貸倉庫の防火扉は点検が重要!点検項目とは
賃貸倉庫に設置されている防火扉は、先ほどご紹介した目安となる耐用年数がありますが、やはり定期的な点検が必要です。
耐用年数の15年以下であっても、点検を怠っていると、もしものときに正常に作動しないこともあります。
火災はいつ発生するのかわからないので、大切な命と倉庫にある荷物を守るためにも、定期的な点検とメンテナンスは重要です。
防火扉の点検項目は、以下のような項目です。
防火扉周辺に放置物などなく、問題なく開閉できるか
扉が正常に取り付けられているか
危険防止装置が正常に作動するのか
防火シャッターの場合は、防火扉の点検項目にご紹介した上記に加えて、以下の点検項目があります。
防火シャッターの駆動装置の作動確認
火災感知器との連動機能の確認
このような防火扉の点検は、防火設備定期検査をおこなうことができる資格を有する専門家に依頼する必要があります。
賃貸倉庫を借りるときは、防火扉や防火シャッターの点検が定期的におこなわれているのかも確認することが大切です。
まとめ
今回は、賃貸倉庫をお探しの方に向けて、防火扉の耐用年数と点検項目についてご説明しました。
賃貸倉庫を借りるときは、もしもの火災に備えて、防火扉に関する知識も必要です。
安心して倉庫を利用するためにも、防火扉がしっかりとメンテナンスされているかどうかも、ぜひチェックしてみてください。
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