倉庫は地震対策が重要!被害を最小限に防ぐポイント
2022.01.18
たくさんの荷物を保管する倉庫では、地震が発生すると棚の転倒や保管物の落下などの危険があります。
日本は地震大国ですので、倉庫を運営していく場合も万が一の備えは十分にしておく必要があります。
今回は、倉庫の購入や賃貸をお考えの方に向けて、倉庫の地震対策についてご紹介します。
倉庫の地震対策はなぜ必要?地震による危険とは?
地震大国日本では、巨大地震がいつ、どこで発生してもおかしくはありません。
もし地震が発生すると、倉庫で保管している棚が揺れることにより落下する危険があります。
揺れが激しいと、保管物が置かれている棚やラック自体が転倒・倒壊する可能性もあります。
商品が破損するだけでなく、地震発生時に倉庫内に作業員がいる場合は、落下物の下敷きになる恐れがあり非常に危険です。
キャスター付きの棚が地震の揺れで動いてしまうことで、作業員が棚や壁のあいだに挟まれてしまうことも考えられます。
さらに、大型の棚が移動してしまうことで、作業員の避難経路を寸断してしまうリスクもあります。
このようにたくさんの荷物を保管する倉庫では、適切な地震対策をしていないと、地震発生時に人的被害が発生する恐れがあります。
倉庫の地震対策の方法とは?落下や転倒を防ぐために
次に、具体的な地震対策の方法についてご紹介します。
まず、地震発生時に保管物の落下を防ぐためには、棚に落下防止ネットを貼る方法と落下防止バーで保護する方法があります。
棚の転倒や倒壊を防ぐためには、ゲルマットやネジで床に固定したり、固定金具で壁に固定したりします。
キャスターが付けられている設備は、キャスター専用ストッパーを用いて移動防止対策をしましょう。
倉庫の地震対策には、専用の対策グッズも市販されているので積極的に活用するのがおすすめです。
また、倉庫自体の耐震性を高めることも重要です。
耐震性に不安がある場合は、まずは耐震診断をおこない、必要であれば建物の補強をする必要があります。
とくに1981年5月31日以前に建設された古い倉庫の場合は、十分な耐震性が備わっていない可能性が高いため注意が必要です。
免震構造を取り入れるには建物の解体が必要になることもありますが、古い建物でもコンクリートの壁や柱、梁などを増やすことで耐震性を高めることができます。
まとめ
今回は、倉庫の購入や賃貸をお考えの方に向けて、倉庫の地震対策についてご紹介しました。
地震発生時に被害を最小限に抑えるために、荷物の落下防止や棚の固定などの対策が必要です。
建物自体の耐震性能も重要ですので、倉庫物件を探すときは、築年数や免震構造の有無にも注目してみてください。
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