倉庫を買うとき借りるときに気を付けるべきポイントとは?
2019.10.23
物流の仕事に欠かせない倉庫を、買うべきか・借りるべきかと悩む事業主の方は多いのではないでしょうか?
しかし、企業が求める条件によって、どちらを選択すべきか違ってくるものです。
今回は倉庫を買うとき・借りるときの気を付けるべきポイントと、おすすめの選び方を紹介させていただきます。
【倉庫を買うとき・借りるとき:気を付けるポイント】
倉庫を買う場合、土地の取得費用や建築費、また設備投資にかかる費用などを総合的に考えて、借りる場合よりも採算がとれるのかをポイントに判断をしましょう。
買った場合は資産として残りますので、将来的な資産運用も期待できますし、賃貸とは違い、自らがオーナーなので使用制限はありません。
デメリットとしては、初期投資に多くのコストがかかり、銀行から融資を受け購入したときは、業績が悪化しても返済していく必要がある点です。
コストをかけすぎて赤字にならないよう、設備や修繕費用をしっかりと見積もり、予算を決めておくことが必要です。
一方、借りる場合は、多くの費用を用意する必要はなく、初期費用を抑えることができます。
また、事業変更で移転や閉鎖するときに、すぐに手放すことができるということも重要なポイントです。
デメリットとしては、資産として残せないため、長く借り続けると買った場合より支払いが多くなることがある点です。
また、建物には使用制限があるケースも多く、契約更新時に賃貸料の値上げを要求されることもあります。
【倉庫を買うとき・借りるとき:おすすめの倉庫の選び方】
倉庫を買う場合は、不要となったとき処理に困らないように、交通利便性が良い人気のエリアを選ぶことをおすすめします。
人気の高いエリアに買っておくと、事業を撤退したあとでも、他の事業者へ売却や賃貸ができる可能性が高く、収益が得られます。
また、借りる場合であっても、倉庫をオープンする際には働く人材が集まりやすい土地という条件が必須ですので、交通アクセスの良い土地や近くに住宅地がある土地を選ぶことをおすすめします。
最後に、買う場合でも借りる場合でも、使いやすいかどうかは確認すべきポイントです。
好立地にありながら売れ残るような物件は、建物が使いにくいなどの問題があると考えられます。
例えば、基本的なことですが、商品の保管や搬入の導線がスムーズにできるか否かで、作業効率も変わってきますので、買う場合でも借りる場合でも使いやすい倉庫を選ぶことをおすすめします。
【まとめ】
倉庫を買うのか、借りるのか、どちらが良いかは企業の状況によって違ってきます。
長期間必要なのか?また資産価値はあるのか?など、それぞれの企業で検討を重ね判断することが必要です。
どちらを選択したとしても、企業の利益につながる倉庫が手に入るとよいですね。
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