倉庫のカビ対策はどうする?なぜ倉庫はカビが発生してしまうのか?
2022.07.11
倉庫でカビが発生してしまうと、保管している大切な荷物や商品に悪影響が及ぶ可能性があります。
倉庫でカビを発生させないためには、どのような対策が有効なのでしょうか。
今回は、倉庫を購入し所有している方に向けて、倉庫のカビの原因と対策についてご紹介します。
倉庫のカビ対策の方法は?カビが発生する原因を知ろう
まずカビ対策をする前に、なぜ倉庫でカビが発生してしまうのか、その原因についてご説明します。
倉庫は、一般的な住宅と比較して窓の数が少ないので、換気がしにくく、湿気が溜まりやすいのです。
また倉庫は、荷物を守るために直射日光が入らない設計になっていることが多いので、室内が乾燥しにくく、日光による殺菌効果も望めません。
地上1階建ての倉庫や地下の倉庫の場合は、地面からの湿気も溜まりやすいでしょう。
また、倉庫は湿気が溜まりやすい環境にありながら天井が高く、間仕切りがない広い空間であるため、空調効率も悪いことが多くあります。
そのため、空気中に溜まった湿気を効率的に除湿することが困難で、倉庫内はカビが発生しやすい環境になってしまいます。
さらに、溜まった湿気が冷やされると結露となり、結露もカビの原因となります。
結露はカビだけでなく、金属を錆びさせて、悪臭の原因にもなるので対策が必要です。
倉庫のカビ対策の方法は?換気のタイミングや回数は?
お伝えしたように倉庫は構造上、湿気が溜まりやすいのでカビ対策をする必要があります。
倉庫のカビ対策として有効なのは、空気中に溜まった湿気を逃すために定期的に換気をすることです。
1回5分から10分程度の換気をこまめにおこなうことで、空気を循環させることができます。
その際、対角線上に位置する窓を同時に開ければ換気の効率が高まります。
換気はタイミングも重要で、晴天の日で昼間の湿度が低い時間に頻繁におこなうことがポイントです。
水蒸気量の多い朝や夜の時間帯に換気をおこなうと、かえってカビの原因となってしまうため注意しましょう。
空気を効率的に循環させるシーリングファンやサーキュレーター、空気清浄機を利用することもおすすめです。
また、カビ対策には湿度計を設置して、湿度をこまめにチェックすることも重要です。
倉庫は場所によって湿度が変わるため、湿度計は倉庫の外を含めて複数個設置すると良いでしょう。
まとめ
今回は、倉庫を購入し所有している方に向けて、倉庫のカビの原因と対策についてご紹介しました。
倉庫のカビが気になる場合は、まずは湿度計を設置し、どのくらい湿気が溜まりやすい環境なのかを把握すると良いでしょう。
カビの原因となるのは、建物内の湿気なので、こまめな換気を習慣にすることが重要な対策となります。
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