前面空地付き貸倉庫とは?空地がある理由や貸倉庫選びのポイントを解説!
2024.06.15
貸倉庫を探していると、そのほとんどには倉庫の前面か側面に空地がついていることが多いかと思います。
それに対して、倉庫の面積を増やさず空地にしているのには理由があるのか、気になる方もいらっしゃるかと思います。
そこで今回は、そもそも前面空地付き貸倉庫とはなにかと、貸倉庫に空地がついている理由や、貸倉庫選びのポイントを解説します。
前面空地付きの貸倉庫とは?
前面空地付き貸倉庫とは、前面や側面に空地がある貸倉庫のことを指します。
空地とは、利用目的がなく使われていない土地、または建物が建っていないということを指し、空地の面積には定義がありません。
前面空地付き貸倉庫の空地の面積は貸倉庫によって異なるため、利用方法にあわせた面積の貸倉庫を選ぶことがポイントです。
そして、空地の利用方法は、駐車スペースとして用いられることが多いです。
そのほかにも、荷物の積み下ろしや積み替え作業をするトラックヤードや、トラックの転回場所としても利用されるケースがあります。
貸倉庫に空地がある理由とは?
貸倉庫に空地がついている倉庫が多いのは、停車をして作業したり、転回したりといった実用面のほかにも、建築基準法が関わっているということが挙げられます。
建築基準法では、地域によって異なりますが、土地に対しての建物の敷地面積の割合(建ぺい率)が定められています。
それが、60~80%で、この範囲で建てなければならないため、残りの20~40%は空地になるのです。
そして、工業地域の建ぺい率は60%と定められていることが多く、貸倉庫もこのような地域に建てられることが多いという点を覚えておくと良いでしょう。
貸倉庫を選ぶポイント
貸倉庫にもさまざまな種類がありますが、前面空地付き貸倉庫は荷物の積み下ろしなどに便利なので、おすすめポイントの1つになります。
また、そのほかにも注目すべきポイントが2つもあります。
まず1つ目は、利用目的を明確にすることです。
保管する荷物の大きさ、保管する期間などによって、貸倉庫選びの条件が変わります。
また、荷物の重要性に応じて、セキュリティ面を考慮する必要も出てきます。
2つ目は、貸倉庫の環境です。
貸倉庫の利用目的に応じて、空地の広さ、倉庫内の温度・湿度、出入り口の幅や高さ、天井の高さなどを確認しましょう。
また、適切な管理を怠ると、倉庫に保管したものにカビが生えてしまったり、逆に乾燥しすぎてしまうなど、荷物に大きな影響を及ぼす場合があります。
貸倉庫の利用開始以降は、適切な管理に努めることが大切です。
まとめ
貸倉庫の物件は、建築基準法によって土地に対する建ぺい率が定められているため、前面空地付きのものがほとんどです。
空地は、駐車スペースや荷物の積み下ろしなどに有効活用することができます。
利用目的に合った広さの空地があるかどうかも、選ぶ際の重要なポイントとなります。
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