工場での高所作業に注意!起こりうる事故とは?
2020.06.29
みなさんは「高所作業」と聞いて、どのくらいの高さをイメージしますか?
建物の高層部で作業する人や、スカイマスターを使って電線のメンテナンスをする人などをイメージしてしまうのではないでしょうか。
実はそのようなイメージよりも低い高さで作業をしていても、高所作業に含まれるのです。
そこで今回は、倉庫や工場、物流センターを借りる予定の人へ向けて、高所作業についてご説明します。
【基準は高さ2m以上!工場で気をつけるべき高所作業とは?】
高所作業とは、文字通り高いところでおこなう作業を指し、労働安全衛生法で定められた高さの基準は2mです。
2mとは、脚立やはしごを使って少しのぼったくらいの高さですよね。
倉庫や工場、物流センターなどで、2m以上の場所でおこなう作業は珍しくありません。
脚立やはしごを使ってできる高さの場合でも、監督者と作業員が2人組になり、どちらかが支えなければいけないルールになっています。
「少しの間だから1人で大丈夫」といった考えは事故のもとになるので、注意してくださいね。
<工場で起こりうる事故とは>
・確認不足で起きる転倒や落下
・不安定な足場での転倒
・作業車や脚立からの転落
足元を確認しながら作業をしているつもりでも、穴や溝に足を踏み入れてしまうケースがあります。
高所の場合は、そのまま転倒や落下につながってしまう危険です。
また工場や倉庫などでは、作業車や脚立などを使って作業する場面が多いので、足を踏みはずして落下したり、作業車ごと転倒したりといった事故が起こる可能性もあります。
【高所作業での事故を防ぐために工場でできる対策とは?】
では安全な環境で仕事をするためには、どのような対策をすればよいのでしょうか。
いくつかの例をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
<事故を防ぐための対策とは?>
作業床を設置
危険が考えられる場所には防護柵を設置
ロープやライフライン、ヘルメットなどを装着
安全に昇降できる設備を設ける
作業計画を立て、指揮する監督者をおく
作業前には点検をおこなう
高所作業に関する講習を受ける
不安定な場所での作業は危険で、いつ事故が起きてもおかしくありません。
足元を安定させるためには、作業床を設置してください。
また穴が開いている部分をふさいだり、落下が考えられるような場所には柵を設置したりするなど、現場をあらかじめチェックして対策をしましょう。
しっかりと対策をしていても、予期せぬ事故が起きる可能性はあります。
自身の落下を防ぐロープやライフラインはもちろん、落下物から身を守るヘルメットも忘れずに装着しましょう。
設備や備品の点検や、高所作業に関する講習なども、安全対策のひとつですから、積極的におこなってくださいね。
【まとめ】
高所作業とは2m以上でおこなう作業を指しますが、これは「この高さなら大丈夫」と油断してしまう高さかもしれません。
事故を防止するためには、まず安全な環境を作ることが大切です。
これから倉庫や工場、物流センターを借りようと考えている人は、ぜひ安全対策の参考にしてくださいね。
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