貸工場でおこなわれる物流業とは?物流の領域と分類について知ろう
物流とは、商品が消費者に届けられるまでの物の流れのことですが、物流の領域についてご存じでしょうか。
物流には5つの領域があり、貸工場でおこなわれる物流がどの領域に属するのかを知っておきましょう。
今回は、貸工場をご検討中の方に向けて、貸工場を利用しておこなわれる物流業の領域と分類についてご紹介します。
貸工場でおこなわれる物流業の領域とは?そもそも物流とは?
まず、そもそも物流とはなにかについて、 ご説明します。
物流とは、文字のとおり「ものの流れ」のことで、生産された商品が小売店などを経由して、消費者のもとまで届けられる一連の流れのことです。
インターネットなどで注文した商品が消費者の手元に届くまでや、製造した企業が小売店まで商品を納品することも物流に含まれます。
流通という言葉も生産者から消費者へ商品が届くまでの流れのことですが、物流は流通の一部というイメージです。
なお、流通は生産者と消費者との間にある地理的・時間的な隔たりをなくす活動のことで、物流は物理的な物の移動のことを指します。
日本工業規格(JIS)が制定している物流の定義のなかには、6つの機能と5つの物流の領域があります。
6つの機能とは、保管、輸送、荷役、包装、流通加工、情報システムのことです。
物流には、単に物を運ぶ以外にも、梱包や商品への加工なども含まれています。
5つの領域の分類については、次で詳しくご説明します。
貸工場でおこなわれる物流業の5つの領域の分類とは?
次に、物流における5つの領域の分類について、1つずつみていきましょう。
まず1つ目は調達流通、製品を製造するための原材料や部品を調達するための物流のことです。
原料などは国内だけでなく、海外からグローバル調達することもあります。
2つ目は生産物流で、製品を製造する過程に自社内で発生する流通のことです。
調達した部品や資材を、生産物流を効率化することで、生産性の向上が可能です。
3つ目は販売物流、完成した商品を倉庫から小売店、消費者までへ運ぶための物流のことを指します。
近年はインターネットショッピングの普及が進んだことで、小売店を介さずにエンドユーザーへ直接届けられることが増えています。
4つ目は製品の再資源化のための回収物流、5つ目はリサイクル物流、どちらも循環型社会を目指すために重要なものです。
まとめ
今回は、貸工場をご検討中の方に向けて、貸工場を利用しておこなわれる物流業の領域と分類についてご紹介しました。
物流には5つの領域があり、物の流れや目的がそれぞれ異なります。
この5つの領域は、物流における基本ですので、ぜひ押さえておきましょう。
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