貸倉庫の一つ類でもあるBTS型倉庫とは?メリット・デメリットは?
2023.04.19
貸倉庫にはさまざまな種類がありますが、BTS型と呼ばれる倉庫があります。
BTS型倉庫は、ほかの貸倉庫とは異なる特徴があるますが、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょう。
今回は貸倉庫や貸工場をご検討中の方に向けて、物流倉庫の一つであるBTS型倉庫とはなにか、メリット、デメリットについてもご説明します。
貸倉庫の一つであるBTS型倉庫とはどんな倉庫?
BTS型とは”Build to
Suit”の略で、注文住宅のように設計段階から入居するテナントの希望を取り入れて建築する倉庫のことです。
土地の選定から倉庫のレイアウト、導入する設備、予算まで顧客の要望通りに倉庫をつくることができます。
たとえば、食品会社が冷凍のための冷凍倉庫を建築するケースや、厳しい管理が必要な医薬品の倉庫などにも対応できます。
このようにBTS型倉庫は、いわゆるオーダーメイド型の物流倉庫で、カスタム性が高いのが特徴です。
賃貸で利用できるタイプもありますが、倉庫を利用するテナントの専用施設であるため、希望に合った貸倉庫物件は見つかりにくいかもしれません。
BTS型倉庫は一般的に大規模であることが多く、一つの会社が独占して使用するケースが多いです。
特注の倉庫であるBTS型に対して、複数の企業が利用できる倉庫はマルチテナント型と呼ばれます。
大規模な倉庫を間借りするかたちのマルチテナント型は、大型分譲マンションのイメージで、汎用性が高いのが特徴です。
貸倉庫の一つであるBTS型倉庫のメリット・デメリットとは
BTS型倉庫を利用するメリットは、自社の事業や製品に最適化された倉庫を利用できるところです。
オーダーメイドで設計することで、物流業における無駄を省き、結果的にコストダウンにもつながるでしょう。
すでにある倉庫から選ぶのではなく、立地から希望を取り入れられるので、アクセスをしやすい場所を選ぶことも可能です。
一方で、BTS型倉庫を利用するデメリットは、高額な初期費用が必要になるところです。
注文住宅のように一から設計するため、テナントの倉庫を利用する場合と比較すると費用は高額になってしまいます。
さらに、維持費も高額になりやすいため、初期費用と維持費をトータルでコスト評価する必要があるでしょう。
契約期間も10年以上と長めになることが多いため、長期的な事業計画などを考慮して検討しなければなりません。
まとめ
今回は貸倉庫や貸工場をご検討中の方に向けて、物流倉庫の一つであるBTS型倉庫とはなにか、メリット、デメリットについてご説明しました。
BTS型倉庫とは、入居するテナント特注の専用施設で、物流の効率化や使い勝手の良さがメリットです。
ある程度の資金力が必要になるうえに、長期契約となるためその点は考慮が必要です。
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