テント倉庫とはどんな倉庫?建設のメリット・デメリット
2023.11.20
倉庫にはさまざまな種類がありますが、代表的な倉庫の一つがテント倉庫です。
テント倉庫には、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
今回は、倉庫の建設を予定されている方に向けて、テント倉庫とはなにか、メリット・デメリットについてご紹介します。
倉庫を建設するときに知っておきたい!テント倉庫とは?
テント倉庫とは、軽量鉄骨で骨組みをつくり、シートをかぶせて作られる、倉庫の一つです。
用途は幅広く、半製品、完成品の完成倉庫、運輸・海運業の保管庫、製品仕分け場などさまざまです。
テント倉庫の主な種類は、閉鎖型、側面開放式、伸縮式、移動式の4つです。
特徴はすべての面がシートで覆われているのが閉鎖式で、一部が解放されているものが側面開放式です。
また、伸縮式は建物自体が伸び縮みし、移動式にはキャニスターがついています。
さらに屋根の形にも種類があり、切妻型、片流れ型、円弧型の主に3パターンです。
テント倉庫を建設するとどんなメリットがある?
テント倉庫を建設するメリットは、短工期、低コストで倉庫を仕上げられることです。
一般的な倉庫と比較するとシンプルなつくりにはなりますが、商品を保管するための十分な強度は有しています。
骨組みの自由度も高く、菱形や三角などの変形地にも建設することが可能です。
生地が透明であれば、照明が不要ないほど日光で倉庫内が明るくなり、電気代が抑えられます。
また、温室効果で倉庫内があたたかいので、冬季の暖房代も節約できます。
そのほか、修繕や増設、解体がしやすいところもテント倉庫のメリットです。
テント倉庫を建設するとどんなデメリットがある?
テント倉庫のデメリットは、日光がよく入るので、熱がこもりやすいところです。
冬場はあたたかいですが、夏の暑さは厳しくなります。
寒暖差によっては結露が発生し、保管している商品が破損してしまうリスクもあります。
また、建設コストが安いことがメリットではありますが、その分、維持費がかかるところがデメリットです。
シートの寿命は約10年なので、取り替えにもコストがかかります。
立地や周辺環境、災害などの影響によっては、10年以内に張り替えが必要になることもあるでしょう。
さらに、テント倉庫は構造と耐久性の問題で、高さを出すことが難しいです。
まとめ
今回は倉庫の建設を予定されている方に向けて、テント倉庫とはなにか、メリット・デメリットについてご紹介しました。
さまざまな用途で使用できるテント倉庫は、低コスト・短工期で建設することができます。
維持費用がかかることがデメリットなので、建設コストとメンテナンスコストのトータルで費用を出して検討することおすすめします。
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