貸工場に太陽光発電は導入できる?導入するメリット・デメリットを解説!
2024.06.02
大きな電力を消費することになる貸工場の場合、エネルギーは安定した状況かつ、できるだけ効率よく調達できるかが重要になってきますよね。
そこで有力なのが、太陽光をエネルギーとして集めて使用することができる太陽光発電です。
ただ、貸工場の場合、そもそも太陽光発電を導入することができるのか不安に思っている方もいらっしゃるかと思います。
そこで今回は、貸工場に太陽光発電は導入できるのかと、導入するメリット・デメリットについて解説します。
太陽光発電とは?貸工場に導入することは可能?
そもそも太陽光発電とは、その名前の通り、太陽光を利用して電力を供給するシステムのことです。
近年、一般家庭においても普及が進んでいますが、貸工場に導入する場合は規模が大きくなるでしょう。
また、自分たちで電力を供給して自分たちで消費するような形のことを「自家消費型太陽光発電」といいます。
そして、貸工場に太陽光発電を設置する際は、利益や設置に対する影響などを十分に貸主と相談しなくてはなりません。
そのため、話し合いが成立しない場合には、そもそも設置することができない点を覚えておきましょう。
貸工場に太陽光発電を導入するメリットとは?
まず主に得られるメリットとしては、貸工場で消費する電力を自分たちで生み出すことができるので、光熱費の負担を軽減することができます。
すべてを自家発電でカバーできるとは限りませんが、通常の電力を使用する場合に比べて、一定のコスト削減効果が期待できます。
また、太陽光発電で生み出した電気を自分たちで使用するわけですが、使用する過程でもし余りが出た場合はその電気を売ることができ、売電収入を得ることはできるのです。
そのほかにも、二酸化炭素の排出がないため、環境にやさしいといった点もメリットとして挙げられます。
近年、SDGsの取り組みが注目されており、貸工場を事業として使用するのであれば、そういった取り組みにも積極的に関わっている点で注目度が上がるかもしれません。
このように、太陽光発電の導入はさまざまなメリットがあります。
貸工場に太陽光発電を導入するデメリットは?
さまざまなメリットがある一方、デメリットもあり、主に挙げられるのが初期費用がかかる点です。
そんな初期費用ですが、貸工場の規模感や設置する数により、かかる費用は異なります。
1kWあたり、平均で24万円~35万万円で、そこに工事費や設置費がかかってくることは覚えておきましょう。
そのため、初期費用を確保できるのかや、かかった費用を回収できるのかなどを事前に想定したうえで、導入計画を立てなければなりません。
また定期的なメンテナンスが欠かせず、維持費用が必要になる点もデメリットです。
太陽光発電は屋外に設置するため、台風などの災害時に破損したり、鳥などにフンをされたりすることがあります。
そのため、定期点検や清掃・部品交換などの維持費用も考慮しなければならないのです。
まとめ
太陽光発電とは、太陽光のエネルギーにより電力を供給するシステムのことです。
貸工場に導入すると、光熱費の負担軽減や場合によっては収入を得ることができる点がメリットです。
ただし、一方で、初期費用や維持費用がかかる点がデメリットになるため、導入計画を立てる段階で事前に調べておくことが大切です。
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