貸倉庫の天井に制限はある?高さによって得られるメリットと合わせて解説
2021.10.12
賃貸物件や集合住宅に住んでいる方にとって、問題になりやすいのが所有物の保管場所です。
限られた間取りや収納スペースの中に納まらなかったものを、貸倉庫に預けたいと考えている方もいらっしゃるでしょう。
今回は、貸倉庫を借りるときに注目したい、天井の高さについて解説します。
貸倉庫を借りるときに知っておきたい天井の高さ制限とは
貸倉庫にはさまざまな物件がありますが、大きなものだと天井の高さが5mを超えるものもあります。
大型倉庫であれば容量も大きくなるため、天井はある程度高さがあったほうがメリットは大きくなるのです。
しかし、貸倉庫の天井の高さが1.2mを超える場合、建築基準法の内装制限というものがかかってきます。
倉庫内で火災が起こり、内装が激しく燃えてしまった場合、煙の充満や有害ガスの発生により避難が困難になるケースがあります。
また、火災の熱が蓄積されると、ある瞬間に一斉に燃え上がるフラッシュオーバーの危険性も否定できません。
そのため、1.2m以上の高さの壁や天井には、燃えにくい材料を使用することが法律で定められており、これが内装制限になります。
ただし、天井にスプリンクラーなどの消火設備と排煙設備が備わっている場合などは、内装制限の対象外となるケースがあります。
内装制限は大型の物流倉庫だけでなく、比較的小さなトランクルームなどにも設けられていることがほとんどです。
貸倉庫を借りるなら知っておきたい天井の高さとメリット
貸倉庫と一言に言っても、小型のトランクルームから企業向けの物流倉庫まで、さまざまなものがあります。
大型の倉庫であれば、天井の高さは5.5m以上であることがほとんどです。
当然、天井が高ければ高いほど多くの荷物を預けられるという、メリットがあります。
天井が高ければラックなどを使用し、荷物を重ねられるため、少ない床面積でも多くのものをしまえるからです。
一般的なトランクルームの場合、天井の高さは普通の住宅などとそれほど変わりません。
ですが大型の倉庫であれば、高さのあるものを預けられるという利点もあります。
ただし、天井が高くなればなるほど空調が効きにくくなるという注意点もあります。
また、天井が高く広さもある倉庫内では、湿度も高くなりやすいです。
そのため、温度変化や湿気に弱いものを預ける場合は注意が必要です。
貸倉庫の天井の高さは、使い方に合わせて選ぶことをおすすめします。
まとめ
天井の高い貸倉庫を検討しているのであれば、建築基準法による制限をクリアしている物件であるかどうかを、調べておく必要があります。
天井が高ければ高いほど置けるものも多くなりますが、安全面についてきちんと確認することが大切です。
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