賃貸倉庫を選ぶなら外壁に注目!ALC外壁について解説!
2021.10.14
アパートやマンションなどの集合住宅に住んでいる場合、限られた収納スペースをうまく活用しなければなりません。
しかし、すぐには使わない大型の家具や、頻繁に出し入れはしないけれど、手放せない所有物の保管場所に困るという方も多いはずです。
そんなときに便利な賃貸倉庫ですが、外壁の素材によって保管状態が左右されるケースもあるのです。
今回は、賃貸倉庫に使用されるALC外壁について解説します。
賃貸倉庫を借りるなら知っておきたい!ALC外壁とは?
ALC外壁とは、主にヨーロッパを中心に普及している外壁のことで、軽量気泡コンクリートを用いている点が特徴です。
軽量気泡コンクリートとは、コンクリートを高温で発泡加工したものを指します。
通常のコンクリートと違い、内部に気泡でできた空洞が無数に空いているため、通常のコンクリートより軽くなっています。
ですが、通常のコンクリートと同様の耐火性や遮音性、耐久力があるだけでなく、調湿性にも優れているのです。
軽量化されたコンクリートといった感じの外壁ですが、空洞が多いため、水に弱いという特徴もあります。
賃貸倉庫を借りるなら?ALC外壁のメリットは?
ALC外壁のメリットは、コンクリートに劣らない性能を持っている点です。
たとえば、主成分がコンクリートのため、火災から中のものを守ってくれます。
また、耐久性にも優れているため、地震などの災害にもある程度耐えられるのです。
ALC外壁は素材の内部気泡の層があるため熱抵抗が高く、断熱性に優れています。
温度の変化に強いため、預けたものが熱によるダメージを受けにくいというメリットもあるのです。
さらに、ALC外壁は湿度が高いときには素材の空洞が湿気を吸い取り、乾燥しているときには湿気を吐き出すという特徴があります。
これによって倉庫内の湿度を一定に保てるため、湿度の管理が必要な絵画や楽器、衣類や布団なども安心して預けられるのです。
ただし、ALC外壁は水に弱いという特徴があります。
通常のコンクリートであれば、内側にヒビが入っていない限り水を通すことはありません。
しかし、内側に空洞が無数に空いているALC外壁は、防水加工をきちんとしなければ、水が倉庫の内部に染み込んでしまうという注意点があるのです。
ALC外壁はつなぎ目が多い構造になるため、浸水のリスクは高くなります。
一度水を吸った外壁は、ひび割れを起こす危険性もあります。
外壁に防水性のある塗料を塗り、コーキングを打つことで雨への対策はできますが、10年ほどの周期で加工する必要があるのです。
まとめ
ALC外壁は水に弱いという特徴がありますが、適切な防水加工によって浸水などのリスクは抑えられます。
温度や湿度の影響を受けにくく、耐久性、耐火性にも優れた素材なので、大切なものを保管するには最適です。
賃貸倉庫を借りようと考えている方は、ALC外壁の倉庫を検討してみてはいかがでしょうか。
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