工場や倉庫で活躍するAGV(無人搬送車)とは?種類やメリットを解説
2021.11.08
工場や倉庫での労働者不足が深刻な今、AGV(無人搬送車)を導入するケースが増えています。
無人で走行するロボットがいれば、作業は進み、現場スタッフの負担も軽減されるでしょう。
AGVとは何か、どういった種類があるのか、また導入するメリットについて解説します。
工場で活躍するAGV(無人搬送車)とは?
AGV(無人搬送車)とは自動で走行する搬送用の台車のことで、工場や倉庫などを中心に活躍する、原材料や部品、荷物などを無人で運べる無人搬送ロボットです。
工場では90年代頃から主に屋内の製造ラインなどで利用されてきました。
あらかじめ敷かれた搬送用の磁気テープや磁気棒などに沿って動いていましたが、近年ではAIなど技術が発展したことで、屋外での走行や不定型のルートも走行できるようになりました。
工場におすすめのAGV(無人搬送車)の種類とは?
AGV(無人搬送車)の種類には、「経路誘導式」、「自律移動式」、「追従式」があります。
「経路誘導式」は設置した経路に沿って無人搬送車を誘導する種類です。
「自律移動式」は誘導するものがなくても、目的地に移動するタイプ、「追従式」は人や車両などに追従するタイプです。
さらにコンベアやリフター、ゲージなどのアタッチメントによって、搬送する荷物に応じて適した役割を果たします。
それぞれの役割に応じて、重い資材などを無人搬送するなら平ボディ重量級型、検品補助や倉庫への搬入などにはけん引型、などを選択するとよいでしょう。
工場にAGV(無人搬送車)を導入するメリットとは?
メリットの一つは、業務の効率化が図れることです。
今までは人が動いて取りに行かなければならなかった荷物を、ロボットが棚ごと移動してくれます。
AGVが人の代わりに動いてくれることや、たくさんの荷物を一度に運んでくれることで、作業が効率的に進みます。
ロボットなので人のように疲労を感じることもありません。
疲れによってミスをすることもないでしょう。
作業の効率化や人件費の削減などにより、コスト削減ができるのもメリットです。
ただし、導入コストがかかります。
現場の構造や設計の見直しも必要になるでしょう。
現場スタッフの負担軽減と効率化によるコスト削減などを試算し、検討する必要があります。
まとめ
AGV(無人搬送車)とは人が操作しなくても、自動で走行できる搬送車のことです。
必要な役割に適した種類もいろいろあり、倉庫や工場などで導入されるケースが増えてきました。
導入コストは高額になるものの、作業の効率化や現場スタッフの負担軽減などメリットも多く、企業の発展にもつながるでしょう。
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