産業用蓄電池とは?工場に導入するメリット・デメリットを解説
2024.03.15
工場建設を予定している方のなかには、「産業用蓄電池」という言葉を耳にしたことがある方もいらっしゃるかと思います。
産業用蓄電池を導入するには、どのようなメリットやデメリットがあるのか気になりますよね。
そこで今回は、産業用蓄電池とは何か、メリット、デメリットについて解説します。
産業用蓄電池とは?
産業用蓄電池とは、主に工場や大規模な施設で利用される、蓄電システムです。
自然災害が多く起こる日本では、産業用蓄電池の需要が高まっています。
しかし、産業用蓄電池の用途がいまいち分からない方も少なくないでしょう。
産業用蓄電池のおもな用途は2つあり、まず1つ目は非常用電源として活用できることです。
あらかじめ蓄電池に貯めていた電力を災害時など、万一の際に利用でき、安全を確保することができるのです。
次に2つ目は平常時の活用で、太陽光発電システムが発電しない夜間や太陽が出ていない日などに、蓄電池の電力を利用できます。
工場に産業用蓄電池を導入するメリット
工場に産業用蓄電池を導入するメリットは、災害時の対策、電気料金の節約などが挙げられます。
まず、災害時には、蓄電池から電力を使用できるため、工場の機能を維持できます。
自然災害によって工場の機能が停止してしまうと、売り上げに支障をきたすので、産業用蓄電池の導入がおすすめです。
しかし、使用できる電力が決まっているため注意しましょう。
次に、電気料金の節約に関しては、電気料金の高い時間帯には蓄電池から電力を使用し、安い時間帯には蓄電池に充電することができます。
このように、工場に産業用蓄電池を導入することで、災害への備えとコスト削減の両方を実現できるのです。
工場に産業用蓄電池を導入するデメリット
工場に産業用蓄電池を導入する場合、考慮すべきデメリットは何でしょうか。
まず、費用がかかる点が挙げられます。
産業用蓄電池は高価であり、導入には膨大な初期投資が必要となるでしょう。
次に、設置条件を満たす必要がある点です。
氷点下にならない環境や直射日光が当たらないなど、いくつかの条件を満たしたうえで設置が認められます。
最後に、補助金の問題も考慮すべきです。
産業用蓄電池の導入に関する補助金はほとんどないため、金銭的負担は大きくなります。
総じて、工場に産業用蓄電池を導入する場合、費用、設置条件、補助金の3つのデメリットを検討する必要があります。
まとめ
産業用蓄電池とは、主に工場や大規模な施設で利用される蓄電システムで、需要が高まっています。
産業用蓄電池の導入のメリットとして、災害時の対策が可能なこと、電気料金の節約などが挙げられます。
一方、デメリットは、費用がかかること、設置条件を満たす必要があること、補助金が不十分なことです。
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