夏場の倉庫は熱中症のリスクが高い?おすすめの熱中症予防対策をご紹介!
日本の夏は年々暑くなっており、夏場は熱中症のリスクが高まっています。
熱中症は室内にいても発症してしまうことが多く、とくに熱がこもりやすい倉庫はその危険性が高いです。
今回は、倉庫における夏場の熱中症リスクと実際の事例、熱中症予防対策についてご紹介します。
夏場の倉庫の熱中症リスクとは?熱中症の原因と事例
地球温暖化やヒートアイランド現象の影響もあり、近年日本の夏は暑く、長期化しています。
夏場の気温上昇によって、熱中症で救急搬送される方も2010年から大きく増加しており、厚生労働省が発表したデータによれば、2020年は約6万5,000人となっています。
熱中症による死亡者数も急増しており、2010年以降は年間1,500人を超える年もあります。
熱中症は熱によっておこる体の不調で、本人の健康状態が原因になることも多いですが、気温や湿度の高さ、風通しの悪さなど環境による要因も大きいです。
空調設備のない真夏の倉庫は、最高気温が40℃から45℃と非常に高温になります。
倉庫内は窓も少なく、空調もついていないことが多いので、熱がこもりやすく熱中症のリスクがとくに高いです。
空調がついている場合も、間仕切りのない広い倉庫で、天井も高ければ、効きづらいでしょう。
また倉庫内はスペースが広く、監督をする立場の方が作業員の動きを常に把握できない環境であることも多いのです。
そのため、熱中症で倒れた作業員がいたとしても、発見が遅れて症状が悪化してしまうという事例も少なくありません。
夏場の倉庫の熱中症リスクとは?おすすめの熱中症予防対策
倉庫内での夏場の熱中症を防ぐためには、適切な熱中症予防対策をする必要があります。
まずは倉庫の環境面ですが、大型冷風機やシーリングファンの導入、倉庫の屋根に遮熱対策をするなどの方法があります。
屋根が熱されている場合は屋根用スプリンクラーで水をまくと、室内の温度を下げることが可能です。
次に、労働環境の対策としておすすめなのが、夏場の連続作業時間の短縮や冷却機能つき作業服の導入、こまめな健康状態のチェックです。
万が一熱中症になった場合に早急に発見できるように、管理する立場の方が、倉庫内の作業員の状態を常に確認できる環境を整えることも大切です。
作業員への注意喚起も重要で、こまめな健康管理と水分補給を呼びかけましょう。
まとめ
今回は、倉庫における夏場の熱中症リスクと実際の事例、熱中症予防対策についてご紹介しました。
夏場の倉庫内の作業は熱中症のリスクが高く、毎年多くの死亡事例もあります。
倉庫での熱中症を予防するためには、作業環境と労働環境の両方を整えて適切な対策をおこなう必要があります。
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