高槻市と茨木市が行っている工場支援とは？補助金などをチェック！

事業をはじめるにはお金がかかります。
工場の場合は、初期投資だけでなくメンテナンスにも費用がかさみますよね。
自治体から支援が受けられるなら、ぜひ活用してみたいと思いませんか？
そこで今回は、高槻市と茨木市の支援とは何があるのか、まとめてみました。

【高槻市の工場支援「企業定着促進補助金」とは？】

「企業定着促進補助金」とは、高槻市がおこなっている工場の支援に関する制度です。
これは、工場から発生する「騒音・振動・臭気」の改善に取り組む中小企業を支援する取り組みとしてはじめられました。
生活環境の保全のために新しく設備を設置したり、設備を修繕したりする際に支援金をもらえる制度です。
高槻市内に工場があり、製造業を営んでいる中小企業が対象となっています。
対象条件や支援金額、申請期間とはどうなっているかみていきましょう。
環境を改善する企業に与えられる補助金なので、環境保全の効果が見込めない設備については支援の対象外です。
対象設備とは具体的に何があるのか、例をあげるとこちら。

・機械から発生する騒音を防ぐための設備（防音設備）
・機械や原材料から発生するニオイをおさえる設備（脱臭設備）
・工場のニオイをおさえるための工事（排出口の向きや、高さの変更など）
他にも、防音壁や防振設備の設置も支援の対象になります。
いずれも、設置や工事の前後で効果の測定結果を証明するものが必要です。

支援金額は、対象経費の50％までで、最大500万円まで補助を受けられます。
申請期間は、設備の設置や工事を行った年の4月1日～3月31日。
高槻市のHPに、事例や申請に必要な書類などが記載されていますよ。

【茨木市の工場支援「企業立地促進奨励金」とは？】

「企業立地促進奨励金」とは、茨木市がおこなっている企業の支援に関する制度です。
これは、市内の経済活性化を促進するための取り組みとしてはじめられました。
新しく建物を建てたり、設備に投資したりする際に支援金をもらえる制度で、工場の場合にも適用されます。
企業をはじめ、法人などが対象となっていますよ。
対象条件や支援金額、申請期間とはどうなっているかみていきましょう。

まず、対象条件はこちらの3つ。
・500平方メートル以上の土地（既存の土地ではなく新しく取得したもの）
・床面積500平方メートル以上の建物（新築や増築、建て替えをしたもの）
・年間の所得合計が5,000万円以上の設備

支援金額は、対象不動産の固定資産税、都市計画税相当額の半分となっています。
建物の建て替えや設備の設置などに直接かかった金額ではなく、税額をもとに計算されるので注意しましょう。
そのため、納税の告知がきてから申請を行います。
申請期間は固定資産税や都市計画税が課される年度から5年間。
その他詳しい条件などは、茨木市のHPをチェックしてみてくださいね。

【まとめ】

いかがでしたか？
環境改善や経済開発のために、工場の支援をおこなっている自治体は珍しくありません。
高槻市や茨木市にも支援金があるので、自分の工場が対象となるかどうか確認してみてくださいね。
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