明石市に工場を借りて創業する方が受けられる支援制度とは?
2020.12.14
国や自治体では、経済の活性化を目的に、起業をサポートする事業をおこなっており、メリットがたくさんあるのでぜひ内容を知って活用しましょう。
そこで今回は、明石市に工場や倉庫を借りて創業したい方へ向けて、市から受けられる支援についてご紹介します。
【明石市で工場を借りる方への支援その1:特定創業支援事業】
国が認定した自治体では、条件を満たした人に対して、創業時の負担を軽減する支援をおこなっています。
明石市は、産業競争力強化法に基づく「創業支援等事業計画」を策定し、国の認定を受けています。
特定創業支援事業とは、次のような要素を習得するよう創業者をサポートする事業です。
創業に必要な4つの要素
- 経営…経営全般
- 財務…財務・資金計画
- 人材育成…人材の確保・育成・雇用・労務管理
- 販路開拓…商品開発・マーケティング
まず明石商工会議所がおこなう創業セミナー「創業塾」に参加したり、個別指導を受けたりすることで、工場を操業するための上記のような要素を習得します。
特定創業支援事業による支援を受けたあと、明石市へ証明書の申請をしてください。
この証明書を明石市に提出することで、次のようなメリットがあります。
- 会社を設立する際の登録免許税を軽減
- 創業関連保証枠の拡大
日本政策金融公庫の「新創業融資制度」の自己資金要件を満たしたものとみなす
特定創業支援事業による支援を受け明石市で創業する人、または創業後5年以内の人を条件に、会社を設立する際の登録免許税を資本金の0.7%から0.35%に軽減してくれます。
また事業開始6カ月前から創業後5年未満の人を条件に、無担保、第三者保証人なしの創業関連保証枠を、1,000万円から1,500万円まで拡大してくれます。
さらに日本政策金融公庫を、自己資金要件を満たしたものとして利用できますよ。
【明石市で工場を借りる方への支援その2:中小企業融資制度】
明石市には、近代化をはかるための設備資金や運転資金などをサポートする、中小企業融資制度があります。
融資限度額と融資期間は次のとおりです。
■中小企業融資制度の一覧
- 中小企業振興資金…3000万円以内・7年以内
- 小規模企業者資金…1000万円以内・7年以内
- 特別小規模企業資金…500万円以内・5年以内
- 中小企業短期事業資金…1000万円以内・1年以内
- 創業支援資金、若年者創業支援資金…1000万円以内・1年以内
融資利率は年0.4%から1.4%と、融資内容によって異なります。
明石市内の金融機関で申し込めますので、一度相談してみてはいかがでしょうか。
【まとめ】
明石市では、市内で創業しようとする人に対して、創業時の負担を軽減するサポートをおこなっています。
工場を借りて創業することを考えている方は、早く事業を軌道にのせるために、ぜひ特定創業支援事業による支援を受けてくださいね。
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