貸倉庫とトランクルームの違いは?メリット・デメリットを解説
2019.06.16
大型の荷物や大量の物品を一時的に保管するために必要となるのが「保管場所」。
それを確保するために貸倉庫を借りることが、法人等の選択肢のひとつとなっています。
用途によっては、貸倉庫を借りることにより、事業がさらにスムーズに進められるからです。
もうひとつの荷物の保管場所として挙げられるのが、トランクルームです。
最近増えている形態で、駐車場がトランクルームに変わるところも増えています。
そこで、貸倉庫とトランクルームの違いは何か、それぞれのメリット、デメリットをくわしくまとめてみます。
【貸倉庫とトランクルームの大きな違いは利用者と用途】
貸倉庫とは、不動産を貸し出すことになります。
ただ同じ不動産でも、賃貸マンションとは違い、ある程度の広さを要します。
そのため、大部分は法人が対象で、商品の在庫のほか、大型の資材を置く、社内資料を保管するなどが、主な用途となります。
一方、トランクルームの借り手の大部分は一般家庭で、その用途は、部屋に入りきらない荷物などの保管です。
アパートやマンションの家庭で、部屋を広々と使うためにトランクルームを借りるケースもあります。
トランクルームの利用は貸倉庫に比べると短期なので、月ごとに契約を結ぶことが多いのが特徴です。
【貸倉庫とトランクルームでは契約内容が異なる】
貸倉庫は、「場所」を貸し出す賃貸契約ですので、賃貸マンションと同じ扱いとなります。
不動産の賃貸契約となるため、荷物を預かる委託契約は発生しないという違いがあります。
そのため、荷物の保証などはなく倉庫内の管理は利用者の責任となり、日ごろから気を配らないと、思いがけないトラブルにつながることがあります。
トランクルームの場合は、貸し手と借り手のあいだに委託関係が発生するため、利用者が勝手に荷物を出し入れすることはできず、担当者が必ず立ち会うことが求められます。
【貸倉庫とトランクルームのメリット・デメリット】
貸倉庫は、荷物を保管する空間である建物ごと貸し出すことになり、倉庫の管理運営自体も必要です。
したがって、使い方や荷物の出し入れなど自由度は高まりますが、管理運営が大変だというデメリットもあります。
一方貸倉庫は、委託契約を結ぶことで荷物の管理自体を任せることができます。
一度預けてしまえば、あとはメンテナンスや防犯対策の必要もないというメリットがありますが、その保証がある分同じ広さで借りようとすると貸倉庫よりはかなり高額になってしまいます。
【まとめ】
最近は、小さめの貸倉庫や、短期で貸し出す物件も増えています。
荷物の大きさや用途に応じて、貸倉庫にするのかトランクルームにするのか、検討してみましょう。
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