工場における異物混入の原因とは?混入を防ぐ対策についてもご紹介!
2020.08.16
特に食品製造においては重大な事故にもなりかねませんので、よく注意しておきましょう。
こちらの記事では、工場を借りようと検討している方向けに、異物混入の原因と混入を防ぐ対策についてご紹介していきます。
【工場における異物混入の原因とは?】
工場で起こる異物混入の原因は、まず原料そのものに異物が付着しているケースが大半です。
とくに輸入製品において、すべてのものを検査することは難しく、複数のサンプルを検査するスクリーニングに漏れることもあります。
虫の卵などの異物の場合、食品の製造ラインの途中で孵化して、製品に紛れてしまう可能性もあります。
もう1つは、製造工程で混入するパターンです。
ゾーニングがされていない施設環境の場合、異物混入が発生する可能性があります。
たとえば工場内のカビやホコリ、作業員の頭髪や爪、持ち物の一部などです。
また工場の設備における経年劣化で破損があると、その破損した部品などが混入する場合もあります。
どの業界においてももちろんですが、とくに食品工場での異物混入は最大限努力したいポイントです。
最悪の場合、大きな事件や事故に発展する可能性も考えられます。
【工場における異物混入を防ぐ対策とは?】
それでは工場での異物混入を防ぐ対策は、どのようにするのがよいでしょうか。
- 従業員の服装に関する注意
人体からの異物混入を防ぐために、清潔な制服・帽子・マスク・靴などを用意します。
とくに帽子は確実に頭をすっぽりと覆う、キャップタイプが主流です。
フードキャップと呼ばれるタイプには、ケープ付きやインナーキャップ付きのものもあります。
制服などは定期的にクリーニングをおこない、適宜新しいものに交換するなど、清潔を保つための体制作りが重要です。
- 食材の選別について厳密に対応する
原材料の選別を丁寧におこない、虫やその卵などの混入を防ぐようにしましょう。
人力や機械を用いて丁寧な洗浄をおこない、異物を取り除くことも必要です。
- 機械の点検や整備
製造ライン上にあるすべての機械のメンテナンスを、確実におこないます。
劣化や、耐用年数などを踏まえ、定期的に確認しましょう。
現在は金属探知機やエックス線解析などを利用した、異物混入の検査方法も増えてきていますので、活用したいところです。
さらに工場においては工程ごとの区画を、きちんと定義するのも大切です。
それぞれの区画に異物が持ち込まれないよう、対策をとりましょう。
エアシャワーなどの設備を活用し、区画を移動する際には異物を持ち込まないようにする工夫も必要です。
【まとめ】
以上、工場における異物混入の原因と混入を防ぐ対策についてご紹介しました。
さまざまな対策とともに従業員それぞれが意識をし、防ぐようにしていきましょう。
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