工場における屋根トラブルの実例とその対策とは?
2020.10.02
今回は工場を借りることを検討している方向けに、屋根のトラブルについてご紹介していきます。
どのようなトラブルが想定されるのか、また対策についてみていきましょう。
【工場における屋根のトラブル例にはどのようなものがある?】
まずは工場の屋根のトラブルで、実際にどのような例があるのか、ご説明していきます。
<雨漏り>
まず1つ目に、雨漏りのトラブル例です。
建物の直接的な被害はもちろんですが、さらに工場内の重要な機械類や商品といったものにも、二次被害が及びます。
機械類が水に濡れてしまうと故障などにつながり、修理に時間や費用もかかるでしょう。
水に濡れてしまった商品は出荷もできないため、大きな損失になってしまいます。
さらに雨漏りが電気系統にも影響を及ぼした場合、漏電によってブレーカーが落ちる危険もあります。
工場内での電気供給のストップは、危険が伴うため避けたいですね。
<老朽化による釘の緩み>
工場の屋根が金属屋根の場合、屋根の頂上部分は棟板金を施工しています。
この棟板金は老朽化で徐々に釘が緩んで、屋根に隙間をつくってしまうのです。
そこから雨漏りにつながったり、腐食につながったりします。
また台風などの強風時に、屋根が吹き飛ばされる危険もあるでしょう。
実際に過去の台風では、工場の屋根が吹き飛ばされるトラブルが起きています。
釘以外にも屋根の固定が緩んでいたことも原因になっているため、とくに台風前の時期には、屋根トラブルの対策が必要です。
【工場における屋根トラブルの対策とは】
次に工場の屋根トラブルにおける対策について、みていきましょう。
<定期的なメンテナンスと屋根塗装工事>
まずは対策として、定期的にメンテナンスをおこない、不具合が発生する前に防ぐことが重要です。
とくに屋根塗装は定期的におこないましょう。
一般的に7から10年に1度の期間でおこないますが、塗料の種類によって期間は異なってきます。
外壁塗装に関しても、合わせておこなうのがおすすめです。
<屋根のカバー工事>
屋根のカバー工事は、既存屋根材の上に新たな屋根材を施工する手法です。
屋根材の撤去も必要ないので、アスベストの飛散を気にせず、また撤去費用も必要ありません。
<屋根の葺き替え(ふきかえ)工事>
葺き替え工事は屋根リフォームの1つで、既存の屋根材をすべて撤去して、新たに屋根を施工する方法です。
修繕には高額な費用がかかりますが、屋根トラブルの根本的な修繕が可能です。
屋根だけが新築になるようなイメージですね。
【まとめ】
工場の屋根トラブルについてご紹介しました。
雨漏れだけではなく建物の修繕は適度に行いましょう。
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