工場や倉庫の業務にも関わる?春に向けて増えると言われる花粉症への効果的な対策
2021.01.21
春に向けて日本国内のいたるところで耳にすることになる花粉症。
春先の花粉症が生産性を低下させているとも言われることを知っていますか?
オフィスだけではなく、工場や倉庫などの特殊な環境の職場にも心強い花粉症の時期にできる対策などについてもご案内していきます。
【あなどれない花粉症による影響!どんな不安がある?】
毎年、罹患者が増えていると言われる花粉症。
冬から春にかけてはスギ花粉が増えるため、毎年その時期を目前に気分が憂鬱になるという方も多いのではないでしょうか?
実は、日本国内でおこなわれた2008年度の全国疫学調査では、国内の約40パーセントもの人々が何らかのアレルギーの症状を持つことがわかっています。
よく知られる花粉症の症状は、くしゃみ・鼻水・鼻詰まり・目のかゆみなど。
その症状の重さは人それぞれですが、つらい症状を抱える方の場合は、鼻の不調などからくる頭痛・微熱・倦怠感、涙目・吐き気・皮膚のかゆみ・肌荒れなどが続くこともあります。
花粉症は誰もが発症してしまう可能性のあるアレルギー。
アレルギーを抑えるには、バランスのよい食生活や規則正しい生活がよいとされますので、多くの方が花粉症の症状に悩まされる冬から春にかけての時期には、普段よりも一層気を遣った生活を心がけたいものですね。
【業務効率化にも?工場や倉庫でも取り組める花粉症対策とは】
実は、ひと昔前までは健康被害だけだと思われていた花粉症。
最近では、つらい花粉症の症状が集中力を低下させたりと、働く人々の生産性を低下させていることや業務の効率の妨げとなっていることがはっきりとわかってきています。
だからこそ、花粉症の時期には、オフィス・工場・倉庫など、多くの働く人を抱える環境ごとに、対策をしっかり取っていくことが必要です。
例えば、これからオフィスや倉庫などを構える場合には、スギやヒノキなどの花粉症の被害が少ないとされる高地にある街などを選ぶのもひとつの手。
また、室内に入る前に上着を脱ぐ、衣類についた花粉を払い落とすなどの今すぐにはじめられる対策も有効ですし、手洗いうがいを徹底する、職場に空気清浄機を導入するなども効果的な方法です。
企業によっては、ティッシュやマスクなどの衛生用品の出費に充てられるようにと「花粉症手当」なるものを採用しはじめたところもあるようです。
さらに、業種や職場の役職によっては、この時期はいつもよりもテレワーク率を高めるなど、業務効率を上げることにつながる柔軟な対策を検討してみるのもよいかもしれません。
【まとめ】
すでに花粉症を患っている方にとっては、憂鬱に感じる季節が近づいてきています。
オフィス・工場・倉庫・店舗などで働く1人1人が花粉症対策をしっかり取れるような職場づくりを心がけ、よりよい環境で働いていけるようにしたいですね。