工場勤務の必需品!作業中の危険からあなたを守る安全靴
2021.02.12
工場や建設現場での作業中などに、落下物から足を守ってくれる「安全靴」。
作業に集中するためにも、欠かせないアイテムのひとつです。
ここでは、そもそも安全靴とは何なのか、どんな安全靴を選べばいいのか、そして安全靴を長く使うためのお手入れにはどんな方法があるのかといったことについて、ご紹介していきます。
工場作業のマストアイテム!そもそも安全靴とは?
工場や建設現場での勤務経験がない方には馴染みがないかもしれませんが、安全靴とは、つま先と靴底に硬い鋼板や合成樹脂が入っている靴のことをいいます。
これは、作業中に重いものを足の上に落としてしまったり、床にある釘などの危険物を踏んでしまった際に、足の安全を守るためのものです。
安全靴には「重作業用」「普通作業用」「軽作業用」があり、耐久性によって等級がわけられています。
また、「耐火性があるもの」「静電気を防ぐもの」「薬品に強いもの」など、それぞれの現場の特徴に合わせた性能のものもあります。
工場などの作業現場では、労働者の安全を守るため「労働安全衛生法」で安全靴の着用が義務付けられているので、自身の作業環境に合わせた安全靴を必ず着用するようにしてください。
自分の足にフィットする安全靴の選び方ですが、まずは立ち上がった状態で全体のフィット感を確認します。
違和感がなければ、靴紐を締めずにつま先を靴の先端に付け、かかと部分に人差し指が無理なく入るかチェックしましょう。
靴ひもを締めたら、今度はつま先の鋼板の端が、親指の付け根のくびれに合っているか確認します。
さらに、靴幅の一番広い部分と、足幅の一番広い部分が合っているのかを確認。
これがずれていると、靴の中で足が動いてしまい、疲労の原因にもつながります。
最後に実際に歩いてみて、違和感や圧迫感がなければ問題ありません。
日々の工場作業のあとに!正しいお手入れで安全靴を育てよう
安全靴は、履けば履くほどその人の足にフィットし、使いやすくなります。
つまり、長く愛用するためにも、正しい「お手入れ」が重要な意味を持つのです。
お手入れの手順としては、まずブラシや柔らかい布を使って表面の汚れやほこりをキレイにします。
次に、革靴の場合は靴クリームを全体に薄くのばしてから、磨き布を使って拭きあげます。
最初からこまめにこの作業を繰り替えしておくと、靴の表面がクリームの層で守られ、細かい傷や汚れが付きにくくなりますよ。
雨や作業の都合で靴が濡れてしまったときには、乾いた布で表面の水分を拭き取ってから中に新聞紙を詰め、なるべく風通しのよい場所で陰干しします。
乾燥後は多めにクリームを塗りこんでおくと、皮がかたくなるのを防げますよ。
まとめ
働く人々の足を守ってくれる安全靴は、工場勤務の方にとってはまさに必需品であり相棒のようなもの。
日々のお手入れによってフィット感や愛着が増し、自分だけの1足へと育っていきます。
作業中はずっと身につけているものだからこそ、長く愛用できるよう大切に扱いたいですね。