貸し工場の大きなコストとなる「電気代」!削減のポイントとは?
2021.03.08
貸し工場を運営する場合、消費電力も大きくなり、結果「電気代」は負担も侮れないものとなります。
今回の記事では、電気代の削減に役立つ情報として、電気代の計算方法や削減のポイントをご紹介します。
ぜひ、コストの見直しや貸し工場運営の参考にご覧ください。
コスト削減を目指して!貸し工場の電気代の計算方法
貸し工場の場合も、電気代の計算方法は、一般の家庭と大きくは変わりません。
しかし電力消費量を一般家庭と比較すると、非常に多いことがわかります。
目安として、一般家庭で年間の電気使用量が3000kWh前後である一方、工場は低圧電力でまかなう小規模な場合でも、月に約1万kWh、高圧電力を使う場合は月に約10万kWhかかるケースもみられます。
貸し工場を運営するうえで、やはり電気代を把握しておくことは大切です。
高圧電力の計算方法を紹介します。
まずは①から③を計算します。
①基本料金単価[円/kW]×契約電力[kW]×(185-力率)/100
②(電力量料金単価[円/kWh]×使用電力量[kWh])±( 燃料費調整額[円/kWh]×使用電力量[kWh])
③再生可能エネルギー発電促進賦課金[円/kWh]×使用電力量[kWh]
つぎに①で出た基本料金、②の電力量料金、③の再生可能エネルギー発電促進賦課金を合計して、算出します。
貸し工場で、空調設備や照明、次いでロボットや加工機などの機器類がおもに電力を消費していると考えられます。
つぎは、具体的に電気代を削減するポイントをみていきましょう。
貸し工場で「電気代」削減につながるポイントとは?
貸し工場で電気代を大きく消費する「空調」は、削減のポイントです。
まずは、貸し工場内を適温にしましょう。
工場の作業効率を妨げないことなども大切ですが、夏場は28度、冬場は20度の空調が目安となります。
冷房は1度上げると13%、暖房は1度下げると10%の削減につながりますよ。
機器類については、メンテナンスが電気代を減らす対策として有用です。
メンテナンスで稼働率があがると、電気代が減るだけでなく、機器類が故障するケースも減り、さらに効率的ですね。
また、2000年から特別高圧が、2004年から法人向け高圧電力も自由化されています。
自由化により、電力会社を切り替えることで、コストをおさえられるケースもあります。
価格とあわせて、撤退などの可能性もなく、信頼性の高い電力会社を検討してみるのもひとつの手といえそうです。
まとめ
貸し工場の電気代を削減するためのポイントなどを解説しました。
可能な場合は、服装でも体感温度を調整するようにしたり、出入口にビニールカーテンをしたり、小さなところからもさまざまな工夫で減らしてくことが可能ですよ。
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