貸倉庫の利用に必要な保証金とは何かについて
2021.04.08
貸倉庫の利用にあたっては、賃料とあわせて保証金を支払わなければなりません。
賃料については事務所や物件の賃貸と同様ですが、保証金については知らない方も多いでしょう。
この記事では貸倉庫を利用するために必要な、保証金とは何かをご説明します。
敷金との違いや費用に触れてご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
貸倉庫の利用に必要な保証金とは何かについて~敷金との違い~
敷金と保証金は、ほとんど同じ意味合いで使用される言葉です。
これまでの習慣で、関東や東北では敷金とされるケースが多く、関西や九州では保証金とされるケースが多いです。
言葉の使い分けには、地域性があると言ってよいでしょう。
金額についても敷金と保証金の表示による違いはなく、賃貸によって生じる敷金と保証金は用途と規模によって変わります。
貸倉庫の場合は、家賃の1か月から3か月分が保証金の相場です。
新民法上では賃貸人は敷金・保証金を受け取った場合、契約終了後に債務の額を控除した差額を賃借人へ、返還しなければならないと定められています。
原状回復のためのハウスクリーニングにかかる費用や修繕費は、賃借人が負担し償却や債務がなければ、保証金はそのまま返されるのが通常です。
保証金の返還方法は複数あるので、トラブルを回避するためにも契約する際にかならず、返還の形態と時期を確認しておきましょう。
なお礼金とは、賃借人から賃貸人へ貸してくれたことに対する感謝を示す意味で、支払うお金です。
他に償却があるケースもあります。
償却とは借主が実施した修繕工事について保証金から費用を差し引くことで、敷引きとも呼ばれます。
貸倉庫の利用に必要な保証金とは何かについて~注意点~
注意点としてはまず契約書の保証金に関する記載を、きちんと確認しておくことが挙げられます。
保証金は物件によって金額や返還方法が異なるので、予想外の請求があったり、返還のタイミングがわからなかったりする恐れがあります。
ちなみに、入居の際に工事をともなう物件は、保証金が高額になるケースが多いです。
償却について事前に把握しておくのも注意点のひとつです。
契約書上に保証金で1か月償却と書かれていれば、4か月預けたうちの1か月は返還されないと考えましょう。
相場は賃料の1か月から2か月分または保証金の10%から20%です。
礼金がない代わりに償却が存在する物件もあります。
まとめ
保証金には敷金との違いはなく、物件によって金額や返還方法は異なります。
注意点としては契約書を確認すること、償却の有無や金額を把握しておくことです。
貸倉庫の利用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
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