賃貸倉庫に発生する鳥害とは?その原因と対策を解説
2021.07.08
さまざまな用途に使用できる便利な賃貸倉庫ですが、建物の形状などから鳥害に悩まされることも少なくありません。
鳥害とは、鳥の鳴き声による「騒音被害」羽毛やフンによる「衛生的被害」などの鳥による被害のことです。
使用している賃貸倉庫で鳥害が発生し、美観が損なわれたり、衛生的な問題が発生したりするのは困りますよね。
そこで、賃貸倉庫を利用するときに知っておきたい鳥害の原因と対策を解説します。
倉庫に鳥害が発生する原因
鳥害を発生させる鳥は主にハトやカラス、ムクドリなどですが、そのなかでもハトは倉庫や工場などに巣を作り住みつくため非常にやっかいな存在です。
ハトは高い場所に住みつきやすい習性に加え、倉庫の梁や鉄筋構造の交差部分にある窪みなどが巣を作るのに適しているため、好んで集まってきます。
つまり倉庫にはハトの住み着きやすい条件が揃っているため、鳥害が発生しやすくなっているのです。
また、鳥害は屋外だけでなく、屋根の開口部や換気ダクトから建物内部に侵入し、屋内でのフンや羽毛などによる衛生被害につながることも。
建物内に侵入する前に、屋根などで待機することがあるので、屋根や屋上にハトが集まりはじめたら危険信号です。
倉庫の鳥害対策
さまざまな鳥害を引き起こすハトですが、日本では保護鳥扱いとなっており、駆除のために殺鳥することは原則禁止なので、対策をする際には注意が必要です。
そんなハトの鳥害対策には大きく分けて3つの方法があります。
・とまらせない
屋根や屋上、軒先などハトがとまるところに針、棒状の器具や微弱な電気が流れる機器などを設置し、とまれないようにします。
・侵入させない
通気口や屋根の開口部などのスキマを、ネットなどでふさぎ侵入をふせぐ方法です。
・寄せ付けない
ハトが嫌がる味やにおいのする成分が入った忌避剤を、ハトがとまりやすい場所などに塗ると飛来を予防することができます。
これらの忌避剤やネットなどの対策用品は、ホームセンターなどでも手に入れることができます。
ですが、倉庫などの高く、広い建物の場合は簡単ではないため、鳥害対策専門の会社に相談し、機器やネットを設置するのも選択肢のひとつかもしれません。
まとめ
騒音やフンなどの鳥害について原因と対策を解説しました。
建物の構造上から鳥害に悩まされがちな倉庫ですが、鳥害対策をおこなうことで快適に賃貸倉庫を使用できるのではないでしょうか?
3つの対策も、ハトや鳥が住みついて増えてからでは効果が出にくくなるので、早めに専門家に相談すると安心ですね。
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