貸倉庫の重要な設備のひとつ「キュービクル」について理解しよう!
2021.08.18
貸倉庫にはさまざまな設備があり、「キュービクル」もそのひとつです。
電気設備として重要な役割を果たすものですから、役割やメリットをしっかりと理解しておきましょう。
今回は貸倉庫の契約を検討されている方に向けて、キュービクルとはどのような設備なのかについてご説明します。
貸倉庫に設置されている「キュービクル」とはどのような設備?
キュービクルとは、電力を変圧する設備のことをいい、電気を多く使用する施設に必要なものです。
たとえば商業施設・オフィスビル・工場・病院・学校など、さまざまな施設に設置されており、貸倉庫にも必要な設備だといえます。
正式には、「キュービクル式高圧受電設備」といい、立方体を意味する「Cube」が語源です。
発電所から供給される電気は高電圧のため、その電気を施設内で使うためには、適正な電力に変圧する必要があります。
その役目を果たす設備がキュービクルなのです。
キュービクルには変圧器・断路器・保護装置など、変圧や配電のために必要な機器が収容されています。
このような重要機器を1か所に収めて管理しているため、感電などのトラブルを防ぐことにもつながっています。
小さな変電所をイメージすると、わかりやすいのではないでしょうか。
貸倉庫に設置されている「キュービクル」にはどのようなメリットがある?
キュービクルを設置すると、さまざまなメリットがあります。
電気代を節約できる
高圧受電契約は低圧よりも1kwあたりの料金が安いため、電気代の節約につながります。
設置には費用がかかりますが、長い目で見るとお得だといえるでしょう。
安全性が高い
金属製の箱に守られているため、建物の一室で管理するよりも高い安全性を得られます。
小動物の侵入も防げるため、いたずらや感電などが事故につながるリスクを減らせるでしょう。
また、風雨や外気温の影響も受けにくいので、環境が原因で故障する心配も少なくなります。
コンパクトに設置できる
キュービクルは建物の屋上や駐車場など、狭い場所に設置できることもメリットです。
分割・ユニット化したものを現地で組み立てるだけなので、設置にも時間がかかりません。
1か所にまとまっているため、メンテナンスの手間も少なくて済みます。
まとめ
キュービクルとは、電力を変圧する設備のことです。
設置が簡単で場所を取らず、電気代の節約にもつながります。
貸倉庫をお探しの際は、キュービクルがあるかどうかも、検討材料のひとつにしてはいかがでしょうか。
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