貸倉庫は設備修繕の費用負担に注意!契約前に確認!
2021.08.20
貸倉庫の設備に不具合が生じたとき、貸主と借主のどちらが費用負担するのか疑問に思うこともあるでしょう。
曖昧だとトラブルになってしまう可能性もありますので、契約時にしっかりと決めておくことが大切です。
そこで今回は、貸倉庫の契約を検討されている方に向けて、設備修繕に関する費用負担の考え方についてご説明します。
貸倉庫における設備修繕の費用負担について①貸主が負担するケース
一般的に貸主の負担となるのは、経年劣化や寿命による破損など、借主に責任のないケースです。
たとえば雨漏りや水道管の破損、古くなった製品が壊れたなどが考えられます。
ただ、借主が適切なメンテナンスを怠ったことが原因などの場合は、貸主の負担にならないケースもあります。
そのため、「どのような場合にどちらが費用負担するか」について、契約時にしっかりと決めておくことが大切です。
できれば「構造躯体」「エアコン」「電動シャッター」などの部分に分けて、どのような場合はどちらが負担するのか細かく取り決めをしておくと、設備修繕が生じたときのトラブルを避けられます。
貸倉庫における設備修繕の費用負担について➁借主が負担するケース
不注意やメンテナンスを怠ったことによる破損などは、借主が負担するケースが多いでしょう。
ただ、曖昧なケースも考えられますので、契約時に細かく決めておくことがおすすめです。
また、賃料に「含まれている」「含まれていない」で判断する方法もあります。
賃料に含まれている構造躯体や設備は貸主負担、賃料に含まれていない設備は借主負担と考えると、わかりやすいのではないでしょうか。
この考え方だと、たとえば「エアコン付き」としてエアコンが賃料に含まれている場合は、貸主が修繕費用を負担します。
一方、エアコンはあるけれども「エアコン付き」として貸しているわけではなく、賃料にも含んでいない場合は、使っている借主が負担します。
このように、どちらが負担するかについては、いろいろな考え方があるでしょう。
その分、設備修繕が発生したときのトラブルの原因になる可能性があるので、事前に両者でしっかりと取り決めをしておきましょう。
まとめ
貸倉庫を契約するときは、設備修繕の費用負担についてしっかりと取り決めをしておきましょう。
一般的に経年劣化は貸主、不注意によるものは借主が負担しますが、どちらに該当するのか判断が難しいケースも考えられます。
トラブルを避けるためにも、契約時に両者で取り決めをおこなった後、修繕負担割合一覧などを作成しておくとよいでしょう。
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