歴史ある街「柏原市」の工業の特徴や出荷数の多い業種とは?
2021.09.03
柏原市は大阪府と奈良県の県境に位置し、遺跡も多く残る歴史のある街です。
柏原市の工業は製造業を中心に機械器具や化学工業、食料品など多岐にわたります。
今回はそんな柏原市の歴史の特徴や、工業の特徴について出荷数の多い業種をご紹介したいと思います。
柏原市の工業の特徴を知ろう!柏原市の歴史について
柏原市は大阪府の中央東部、大阪の都心部からは約20kmの距離に位置し、奈良盆地の諸流を集めて大阪平野に流れ出る大和川付近を中心に街並みが形成されました。
緑豊かな山々、美しい水の流れる川や渓谷など、都心の近くでありながら自然環境に恵まれた地域です。
このように自然と利便性のバランスが取れた柏原市は、約3万年に及ぶの長い歴史があります。
縄文・弥生時代の遺跡、全国的にも有名な玉手山古墳群や高井田横穴群、舟橋廃寺、田辺廃寺、国分寺、国分尼寺などといった古代寺院跡などから、柏原市の繫栄してきた歴史の様子がうかがい知れます。
室町時代、戦国時代には織田と豊臣両氏の支配下におかれ、その後江戸時代になると天領として幕府の直接支配下におかれました。
宝永元年(1704年)には大和川の大規模な付け替え工事がおこなわれ、それを機に旧大和川床に開発された新田の輪作地化、柏原船や新大和川の剣先船などによる大阪への販路の拡大に伴って柏原市は繁栄していきました。
明治22年に鉄道が開通すると柏原市の近代化はさらに加速します。
その後昭和の自動車運輸の発展によって、貨物の集散において利便性の高い場所に位置する柏原市はより重要な役割を担っていくことになります。
現在は「市民が活きいきとし、にぎわいにあふれているまち柏原」を目標に掲げ、さまざまな施策に取り組んでいます。
柏原市の工業の特徴を知ろう!出荷数が多い業種とは?
柏原市はその豊かな自然のもとに山麓ではぶどう畑が多くつくられ、ここで採れたぶどうでつくられた“柏原地ワイン”も有名です。
さらに時代をさかのぼると江戸時代から明治時代には木綿の生産が盛んであったのが特徴で“河内木綿”として今でも知られています。
では現在の工業においてはどのような業種の出荷量が多いのでしょうか。
現在は、はん用機械器具製造業、輸送用機械器具製造業、化学工業、プラスチック製品製造業、非鉄金属製造業が出荷量の上位を占め、全体的に機械系製造業の業種で出荷量が多くなっています。
一方で食料品製造業、繊維工業(衣服・その他の繊維製品を除く)、印刷・同関連業、パルプ・紙・紙加工品製造業、飲料・タバコ・飼料製造業といった業種も健闘しています。
まとめ
柏原市の歴史は縄文時代から大和川を中心に繁栄してきました。
また、工業でも近代の機械系製造業はもちろん、その自然や伝統を活かした業種も根強く残っているという特徴が見られます。
柏原市では今後のために「豊かな自然環境を大切にして共生する」「多様な産業が盛んで働きやすい」などさまざまな目標を設定し取り組んでいます。
歴史と自然が豊かな住みやすい柏原市ですが、今後の工業や産業の面でも期待が持てるのではないでしょうか。
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