貸し倉庫は契約更新できる?更新料の相場や更新トラブルは?
2021.12.27
貸し倉庫は賃貸物件のように、契約更新をすることは可能なのでしょうか。
貸し倉庫を長期間使用するために契約を更新したいのであれば、契約内容をしっかりと確認することが重要です。
今回は、貸し倉庫を借りることを検討されている方に向けて、契約更新をテーマに更新料の相場や更新に関するトラブルをご紹介します。
貸し倉庫の契約は更新できる?更新料の相場の目安とは
賃貸物件の賃貸借契約には、普通借家契約と定期借家契約があります。
普通借家契約とは、基本的に契約期間に上限がなく、契約期間が満了になっても更新料を支払うことで借り続けることができる契約です。
一方、定期借家契約は決められた契約期間が満了になると、更新できないケースがあります。
貸し倉庫も同様で、普通借家契約であれば更新が可能ですが、定期借家契約の場合だと更新はできません。
そのため、長期間借りることを前提としているのであれば、契約更新が可能な普通借家契約のほうが良いですね。
契約を更新するときには、更新料を支払うのが一般的です。
2年ごとに更新の場合は、更新料は賃料の1か月分が相場です。
貸し倉庫の契約更新に伴うトラブル事例をご紹介!
貸し倉庫の契約更新では、さまざまなトラブルが発生することがあります。
まず貸し倉庫では、オーナー側の都合によって、普通借家契約でも契約更新ができないケースがあります。
普通借家契約の場合、基本的には契約満了後に契約を更新しますが、「倉庫の老朽化により大規模な修繕が必要である」などの正当な理由がある場合は、立ち退きが要求されることがあります。
借主側は、急に立ち退きの宣告をされ、次の貸し倉庫が見つからずブランクが発生すると製品の保管先に困ってしまいますね。
さらに、移転費用が発生することで、経済的損失も発生します。
このようなトラブルを引き起こさないために、更新の条件や解約予告期間についてしっかり確認しておきましょう。
また、契約内容にない用途で使用していたり、賃料を滞納したりなど、借主側の契約違反によって契約解除されることもあります。
倉庫として使用する場合は基本的には問題ないですが、カフェやオフィスなどに使用する場合は、用途変更が必要になります。
違反した内容によっては、契約違反金や遅延損害金などのペナルティが発生することがあります。
貸し倉庫はあくまでも賃貸物件ですので、賃貸借契約の内容をしっかり確認することが大切です。
まとめ
今回は、貸し倉庫を借りることを検討されている方に向けて、契約更新をテーマに更新料の相場や更新に関するトラブルをご紹介しました。
貸し倉庫は定期借家契約であれば、基本的に契約更新が難しいので、契約内容をしっかり確認しておきましょう。
事前の確認を怠ると、突然の立ち退きや契約違反料などのペナルティなどが発生することがありますので、注意が必要ですね。
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