倉庫・工場物件賃貸についての基礎知識:必要なお金や借り方
2019.10.15
倉庫・工場物件を賃貸して開業などを考えている方向けに、この記事では倉庫・工場物件の賃貸にかかるお金や、倉庫・工場の借り方についての基礎知識を解説します。
【倉庫・工場物件賃貸の基礎知識:お金】
倉庫・工場物件を賃貸するうえでの基礎知識として、次のお金がかかることを押さえておきましょう。
<保証金(敷金)>
敷金は、マンションの契約などでなじみのある方も多いでしょうが、借主が貸主に預けるお金で、退去時には滞納した家賃や原状回復費用などが引かれて返金されます。
保証金も同じく借主が貸主に預けるお金ですが、退去時には滞納した賃料や、「償却金」といって家賃の○%などあらかじめ決めた割合の金額が引かれて返金されるケースもあります。
保証金(敷金)は、首都圏などでは6か月〜20か月分が必要なケースもありますが、地方都市などでは6か月以下で済む物件も多いです。
<礼金>
礼金は、貸主へのお礼としての意味合いがあり、保証金などと違って返金されず、0か月〜3か月程度が相場です。
<前家賃>
前家賃は、最初の月の家賃をあらかじめ契約時に支払います。
<仲介手数料>
仲介手数料は、貸主ではなく不動産会社に支払うお金で、家賃の0.5か月〜1か月分が相場です。
<保険料>
火災保険などへの加入が必須な物件では保険料がかかります。
<内装費用>
内装は、倉庫・工場物件の経営方針に応じて、作り込むほど費用がかかります。
居抜き物件では既存の内装をそのまま使用できるケースもありますが、内装の所有権は契約上だれにあるのか、事前に確認が必要です。
【倉庫・工場物件の借り方に関する基礎知識】
倉庫・工場物件の借り方についての基礎知識として、次の手順で行うことを押さえておきましょう。
・希望条件の洗い出し
・条件に合った倉庫・工場物件を探して見学
・契約を結ぶ
・開業準備・オープン
基本的には、マンションなどを借りる手順とほぼ同じです。
希望条件を洗い出すには、たとえば倉庫・工場の場合は物品の流通経路を具体的に設定する必要があります。
さらに、取り扱う物品の置場選定、動線の確保、光熱費などのランニングコストについても考えておきましょう。
倉庫・工場物件はインターネットなどの情報をフルに活用するのと同時に、信用できる不動産会社と相談して、できるだけ多くの倉庫・工場物件を見学にいくのも大事なポイントです。
【まとめ】
倉庫・工場物件を賃貸するには、保証金や礼金、前家賃などのお金が必要になるという基礎知識を押さえておきましょう。
倉庫・工場物件の借り方は、マンションなどとほぼ同じですが、借りる目的に応じて倉庫・工場物件に必要な要素を、事前にきちんと洗い出しておきましょう。
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