貸工場の製造プロセスの業務であるエンジニアリングチェーンとは?
2023.01.27
貸工場などで製造業をおこなうとき、エンジニアリングチェーンという用語が使用されます。
エンジニアリングチェーンには、一体どのような意味があるのでしょうか。
今回は貸工場や貸倉庫をお探しの方に向けて、貸工場で製造業をおこなう際に知っておきたいエンジニアリングチェーンとはなにか、その課題についても解説します。
貸工場の製造プロセスにおけるエンジニアリングチェーンとは?
エンジニアリングチェーンとは、製造業の設計部門を中心とした一連の技術的なつながりのことです。
一連の流れとは、市場分析や企画構想、製品設計、調達、工程・設備設計などの設計に関する工程が含まれています。
英語ではEngineering Chain Managementと表記され、頭文字をとってECMと呼ばれることもあります。
業務プロセスは、品質の向上や市場のニーズにあった製品の開発、全体の最適化などを目的として管理されます。
そのため、ITによって情報共有をすることで、バラバラになっていた各工程をつなげることが必要です。
エンジニアリングチェーンと混同されやすい言葉で、サプライチェーンがあります。
サプライチェーンとは、原料の調達から消費者への配送までの横の流れを指す言葉であるのに対し、エンジニアリングチェーンは製造に関係する各部署の関わりを表す言葉です。
どちらも品質の高い製品を製造し、利益を上げていくためには、企業にとっては重要なものです。
貸工場の製造プロセスにおけるエンジニアリングチェーンの課題
貸工場でエンジニアリングチェーンを管理するとき、どのような課題があるのでしょうか。
エンジニアリングチェーンの主な課題は、これまで部門ごとに完結していた業務の情報共有が難しいところです。
導入しているITシステム上の問題で、連携がうまくいかないということもあります。
情報共有がうまくいっていないと、部門ごとの連携ができず、結果として手戻りやミスが発生しやすくなります。
そのため、エンジニアリングチェーンの強化には、部門を超えた十分なコミュニケーションが重要になるでしょう。
そのほか、成果物の管理に関しても課題があります。
成果物は細かくバージョン管理をする必要がありますが、仕組みが整っていないと、最新版がわからなくなるといったトラブルが起こりやすいです。
まとめ
今回は貸工場や貸倉庫をお探しの方に向けて、貸工場で製造業をおこなう際に知っておきたいエンジニアリングチェーンとはなにか、その課題についても解説しました。
エンジニアリングチェーンとは、製品の設計に関する業務の連鎖という意味です。
どのような課題が発生しやすいかを理解し、解決していくことで、より良い商品開発を実現できます。
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