倉庫業を営むなら加入するべき「倉庫業総合賠償責任保険制度」とは?
2019.11.11
倉庫業を営んでいると、想像もしていなかったトラブルに見舞われることがあります。
業務上のミスによって預かっていた荷物を破損したり、火災で倉庫ごと全焼してしったりといったこともありえます。
こうした倉庫業における万一のトラブルの際に備えておける保険制度が「倉庫業総合賠償責任保険制度」です。
さまざまなケースにおいて、発生しうる総合賠償責任保険として手厚い補償を行ってくれるもので、倉庫業を営むならぜひ加入しておきたい保険です。
この記事では、「倉庫業総合賠償責任保険」の特色や補償してくれる金額の上限についてまとめました。
【倉庫業を営むなら加入するべき総合賠償責任保険!その特色とは?】
総合賠償責任保険とは、なんらかの理由で損害賠償を負ってしまう複数のリスクについて、まとめて賠償金などの費用を補償する保険です。
しかし、賠償責任保険以外にもさまざまな特色があります。
特に大きなポイントが、保険料が低価格であるという点です。
日本倉庫協会が会員事業者に開発した保険制度であるため、一般の受託者賠償責任保険と比較して低廉な保険料で加入できます。
また、基本補償だけでカバーできない範囲は特約を付帯することでより手厚い補償を受けることができるため、ニーズに合わせてカスタマイズできる保険といえます。
さらに、誤出荷による賠償責任やリコールに関る費用を補償できる特約もあります。
倉庫業者サイドのミスであっても補償されるため、多くの倉庫業者が付帯している特約です。
それとは別に、1事故における支払い限度額の補償をおさえた小額補償プランもあります。
特約はほとんどありませんが、保険にあまりお金をかけられない小規模倉庫業者でも加入することができます。
【倉庫業を営むなら加入するべき総合賠償責任保険!補償金額の上限は?】
総合賠償責任保険の基本的な補償プランの場合、1事故あたりの支払金額の上限は1億円(免責5万円)になります。
保険期間中の補償限度額は、直近の会計年度における年間月末平均保管残高以上の希望額となります。
保険料は加入するプランや付帯する特約の内容に応じて変動し、保管している貨物の種類や内容によって変わることはありません。
【まとめ】
今回は倉庫業を営む上で加入するべき「倉庫業総合賠償責任保険制度」についてご紹介しました。
倉庫業におけるさまざまな不安を払拭し、取引先にも安心していただける制度ですので、ぜひ加入を検討してみてください。
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