工場の騒音対策をしてトラブルを回避しよう!規制基準は?
2019.11.18
工場は騒音トラブルが発生しやすいので、対策をきちんと施しておく必要があります。
機械が日常的に作動しているので、音が一日中鳴り続けるケースが多く、従業員の職場環境にとっても音は大切な問題です。
工場の騒音における対策や規制基準についてご紹介しますので、事業を計画している方はぜひ参考にしてくださいね。
【工場の騒音におけるトラブルと対策】
工場から発生する音は、近隣住民との騒音トラブルに発展するケースがあります。
環境省の平成25年の調査によると、自治体への騒音に関するクレームや苦情は全国で1万6,000件以上になるそうです。
対策を怠ると、自身にトラブルが振りかかる可能性は十分あるでしょう。
また、苦情がくるような騒音の職場環境は、従業員にとっても良い環境とはいいにくいです。
主な3つの対策をあげるので、事業計画に盛り込んでくださいね。
▼音源からの音を抑える
騒音の元となる機械自体からの音を軽減させると効果が高いです。
防音ボックスで覆ったり、制振処理や防振対策を施したりしましょう。
▼工場からの音漏れを防ぐ
天井や壁などに防音や吸音効果のある建材を使用すれば、外部への音漏れを軽減できます。
音の漏れやすい出入り口や窓などの開口部にも、防音効果を高める処理を忘れないようにしましょう
▼防音壁をつくる
機械と工場に対策をしても間に合わないケースでは、防音壁を建てる方法があります。
建物の周辺を取り囲むように設置すると遮音効果が期待できるようです。
【工場の騒音対策では規制の数値を参考にしよう】
工場からの音については、騒音規制法による基準を守る必要があります。
区域の区分と時間区分ごとに定められた基準が異なるので、事業所があるエリアの規制内容をチェックしてくださいね。
▼区域の区分
・第1・2種低層住宅専用地域、田園住居地域
・第1・2中高層住居専用地域、第1・2種住居地域、準住居地域、市街化調整区域
・近隣商業地域、商業地域、準工業地域
・工業地域、工業専用地域の一部
・工業地域、工業専用地域の一部で学校や病院などの周辺
▼時間の区分
朝と夕・6:00-8:00と18:00-21:00
昼間・8:00-18:00
夜間・21:00-6:00
上記区分の組み合わせで、40~70デシベルの範囲で音を制御する必要があります。
数値詳細は大阪府のホームページで確認できますよ。
【まとめ】
工場の騒音はトラブルを招く危険性があるので、きちんとした対策を計画段階から盛り込んでおきましょう。
近隣住民との関係は事業に大きく影響するので、生活に配慮した音対策を練ってくださいね。
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