貸倉庫の倉庫ラックの種類とは?それぞれの特徴と使い分けの方法をご紹介
2024.01.16
貸倉庫では、荷物を収納するために、さまざまな種類の倉庫ラックが使用されています。
複数の種類がある倉庫ラックは、どのように使い分けがされているのでしょうか。
今回は工場や倉庫の賃貸や売買をご検討中の方に向けて、貸倉庫で使用されるスチールラック、パレットラック、ネスティングラックの3種類についてご紹介します。
貸倉庫の倉庫ラックの種類:スチールラックの特徴
スチールラックとは、さまざまな業務用途で使用される鉄製の倉庫ラックです。
スチールラックは耐荷重によって、軽量ラック、中軽量ラック、中量ラックと呼び名が変わります。
軽量ラックは、耐荷重120kg~150kg/段、中軽量ラックは耐荷重200kg/段、中量ラックは耐荷重300kg~500kg/段です。
中軽量ラックと中量ラックは、ボルトレスのタイプもあり、ハンマー1つあれば簡単に組み立てることができます。
棚板の高さも簡単に変えられるので、荷物のサイズや量に合わせて、柔軟に使用することができるでしょう。
貸倉庫の倉庫ラックの種類:パレットラックの特徴
パレットラックとは、重量ラックとも称されており、荷物を載せたパレットをそのまま収納できる倉庫ラックです。
耐荷重に優れているところが特徴で、1段あたり1,000kg~3,500kgまで物を載せることができます。
液体や金属などの重い物を保管する際に向いている倉庫ラックです。
設置する場合は、施工工事が必要になるため、頻繁にレイアウトを変えたい場合には向いていません。
パレットラックは高さを自由に設定できるので、天井の高い倉庫の空間も最大限に活用することができるでしょう。
貸倉庫の倉庫ラックの種類:ネスティングラックの特徴
ネスティングラックとは、パレット収納に特化した棚で、使用しないときはコンパクトに収納することができます。
床や壁に固定しないため、設置場所の移動やレイアウトの変更が頻繁にある倉庫での使用が向いているでしょう。
ネスティングラックには、逆ネスティングラックと正ネスティングラックの2種類があります。
逆ネスティングラックでは、床にパレットを置くことで、1つのラックで2つのパレットが収納可能です。
正ネスティングラックは、パレットを直接床におけないときや、頻繁にレイアウトを変更するときに使用します。
まとめ
今回は貸倉庫で使用されるスチールラック、パレットラック、ネスティングラックの3種類についてご紹介しました。
倉庫ラックは種類によって、耐荷重やレイアウトのしやすさが異なります。
貸倉庫の広さや作業状況に合わせて、どの種類の倉庫ラックにするべきか検討してみてください。
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