物流センターってどんなところ?基本的な仕組みや役割を紹介します
2019.12.23
物流を担う物流センター、実際はどのようなところかご存知でしょうか。
近年はネットショッピングの台頭もあり、物流の流れがより活発に複雑になっています。
今回は物流センターの基本的な仕組みや役割、物流の流れについて紹介します。
【物流センターの基本的な仕組み:物流センターの役割】
物流とは、商品を生産者から消費者の手元に届けるまでのものの流れのことです。
その物流を支えるのが、物流センターという施設です。
物流センターは、商品を保管する倉庫としての役割だけでなく、そのほかにたくさんの役割を持っています。
物流センターの基本的な仕組みは、荷役、包装、流通加工、情報管理、輸送、配送の6つで成っています。
そして物流センターには大きく分類して5種類があり、それぞれに役割があります。
5つの種類とは、配送センター、デポ、DC(ディストリビューション・センター)、TC(トランスファー・センター)、PC(プロセス・センター)です。
配送センターはトラック輸送の基幹となる物流拠点で、デポは卸売業などの配送をする小規模な物流拠点のことです。
ディストリビューション・センターは在庫の保管を主目的としていて、商品を一旦保管し、荷捌きや流通加工をおこなう物流センターです。
対してトランスファー・センターはディストリビューション・センターとは逆に在庫を持たず、通過型流通センターと呼ばれます。
最後にプロセス・センターですが、これは生鮮食品などの加工がメインの物流センターのことです。
商品加工の他に値札付けや包装もおこない、各店舗への納品をします。
【物流センターの基本的な仕組み:物流の流れ】
紹介したように、物流とは単に商品を届けるだけでなく荷役、包装、流通加工、情報管理、輸送、配送という6つの基本的な仕組みがあります。
荷役とは物流における作業のことで、積み下ろし、運搬、入出庫、ピッキング、仕分け、荷揃えなどです。
流通加工とは、商品に付加価値をつけるためにおこなう加工作業のことを指し、物流の効率化に役立ちます。
具体的には、検針やタグつけ、値札作業、ラベル貼りなど、出荷先で扱いやすいように加工をしています。
情報管理は、これらの作業を効率的におこなうためにコンピューターで管理することです。
見える化やIT技術の進化によって、発展の余地がある部分といえます。
【物流センターの基本的な仕組み:3PLとは?】
近年、物流において3PLを導入する企業が増えています。
3PLとはサードパーティ・ロジスティクスのことで、物流部門を第三者機関に委託することです。
物流システムの管理を自社でおこなわず、外部委託することでコスト削減できるのがメリットです。
3PLを導入することで、物流だけでなく在庫管理も委託することができ、在庫の最適化や業務の効率化などを図ることが可能です。
外部に委託することで、社内にあると見えにくい物流コストを明確化できることもメリットの一つです。
【まとめ】
今回は物流センターの基本的な仕組みや役割、物流の流れについて紹介しました。
物流センターは単にものを運ぶだけでなく、付加価値をつけたり在庫を管理するなどの重要な仕組みを担っています。
情報管理技術は見える化などが進んでいるので、物流もより効率化していくことが可能でしょう。
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