ブランド力をさらに強化!ものづくりの町として名高い東大阪市の歴史や今後は?
2019.12.25
全国でもトップクラスの工場数を誇る東大阪市は、自他ともに認める「ものづくりの町」です。
市内には基盤技術をはじめとするさまざまなテクノロジーが集結し、2009年には中小企業の技術の結晶とも言うべき人工衛星「まいど1号」の打ち上げにも成功しました。
その技術力の高さから、国外からも「なんでもつくれる」という評価も受けているのだとか。
ここでは、東大阪市が「ものづくりの町」と呼ばれるにいたった歴史と、今後ますます発展を続けるための支援についてご紹介します。
【東大阪市が「ものづくりの町」と呼ばれるようになった歴史とは?】
東大阪市のものづくりの特徴は、大企業を頂点としたピラミッド構造ではなく多様な業種がそれぞれ独自のネットワークでつながっていることです。
このネットワークの起源は、江戸時代にさかのぼります。
当時暴れ川だった大和川の治水工事がおこなわれ、その埋め立て地で木綿栽培が始まったことが産業発展のきっかけになったと言われています。
高度経済成長期には多くの職人が東大阪市に移り住み、工場数が爆発的に増加しました。
その後もバブル崩壊やリーマンショックなどの苦難を乗り越えながら時代の変化に合わせたものづくりを続け、現在の強固な地域ネットワークの基盤が完成しました。
【東大阪ブランドを独自に支援!「東大阪ブランド推進機構」とは?】
東大阪ブランドの質をさらに高めるため、「東大阪ブランド支援推進機構」が設置されました。
東大阪ブランド推進機構は、ものづくり企業のリーディングカンパニーとして「ユーザーに喜びを与えるための商品の改良に努める」「認定をクリアした商品の競争力を保つ」などのポリシーを掲げ、ブランド力の向上に取り組み続けています。
東大阪ブランド推進機構から東大阪ブランドの認定を受けられるのは、「オンリー1」「ナンバー1」「プラスアルファ」の3つの厳しい基準をクリアした製品のみです。
これまでに、薬剤がいらない粘着式捕虫器や先進テクノロジーを活用したスノーゴーグルなどの多様な製品がブランド認定を受けています。
一部の工場では工場見学を実施しており、ものづくり観光を目的とした多数の観光客を受け入れています。
【まとめ】
全国でも工場密度が高い東大阪市は、自他ともに認めるものづくりの町です。
長い歴史の中で培われた多種多様な技術は、国内外から高い評価を獲得しています。
ブランド力のさらなる向上を目指して東大阪ブランド推進機構も設置されているため、今後もものづくりの町としての東大阪市の動向が楽しみですね。
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