工場・倉庫の浸水対策はどうすればよい?対策が必要な理由も解説
2024.11.01
工場や倉庫の浸水対策は、災害時のリスクを最小限におさえ、事業を継続していくために重要なことです。
また、浸水が発生すると、設備や製品が損傷し、長期間にわたる事業停止につながる可能性があります。
そこで今回は、工場や倉庫の浸水対策をしたほうがよい理由と、具体的な方法について解説していきます。
工場や倉庫の浸水対策をしたほうがよい理由
工場や倉庫で浸水対策が必要な理由はいくつかあります。
まず、浸水が発生した場合、床が滑りやすくなり、従業員の安全性が確保しにくくなります。
また、機械や設備が倒れたり、動かなくなったりと、さまざまなリスクが発生します。
こうした状況は、従業員の避難を困難にし、怪我や命の危険に直結する可能性があります。
そのほかにも、浸水による金銭的な損害が挙げられます。
工場や倉庫には、高価な機械や設備、製品が保管されていることが多いです。
浸水によりこれらが破損すると、修理費用や新たな機器の購入費用が発生し、経済的な損失となるのです。
たとえば、製品が水に濡れてしまった場合、出荷できずに再度生産しなければならず、材料費や人件費が余計にかかります。
こうしたことより、納期が遅れることで、取引先との信頼関係に悪影響を及ぼす可能性もあります。
工場や倉庫の浸水対策方法
効果的な浸水対策として、土のうや水のうを使用することが挙げられます。
これらのアイテムを設置することで、施設内への水の侵入を防ぐ防衛線として機能します。
とくに、軽量で保管しやすいタイプの土のうを準備しておくことで、緊急時にも素早く対応できるのです。
そのほかには、施設内の防災対策も重要でしょう。
たとえば、避難経路を明確に示し、定期的な避難訓練を実施することで、従業員の安全を確保することができます。
また、重要な機器や書類は高い位置に保管するようにし、浸水の影響を受けにくい環境を整備しておくようにしましょう。
さらに、ガラスが割れると、そこから水が浸入する危険があります。
それを防ぐために、防水フィルムや防犯ガラスを使用して、ガラス部分の強度を高めることも浸水に有効です。
これらの対策を組み合わせることで、工場や倉庫の浸水リスクを最小限におさえることができるでしょう。
まとめ
工場や倉庫の浸水対策は、従業員の安全確保と施設の保護のために不可欠です。
土のうや水のう、耐久性の高いガラスの設置などの対策を講じることで、災害時の被害を最小限におさえられるでしょう。
そして、なるべくリスクをおさえるポイントは、複数の対策をあわせておこなうことです。
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