倉庫の屋根に防水工事をしたほうが良いのはなぜ?工法や特徴も解説
貸倉庫において知っておきたいことのひとつに、屋根の防水工事があります。
倉庫の屋根は一般的に防水工事がおすすめされており、貸倉庫においても防水工事の必要性は一度確認しておいたほうが安心です。
そこで今回は、倉庫の屋根に防水工事をしたほうが良い理由、主な工法とその特徴を解説します。
倉庫の屋根に防水工事をしたほうが良い理由
倉庫において屋根への防水工事がおすすめされる理由には、まず建物の劣化を防ぐことが挙げられます。
防水工事が不十分だと、屋根から雨水が浸入し、建物が傷むリスクがあります。
建物自体が傷んでしまうと、修繕に高額な費用がかかるため注意が必要です。
次に、屋根の防水工事は、倉庫内にある製品や設備への浸水や故障を防ぐことにつながります。
倉庫内には、水気や湿気に弱い製品や設備が一般的に多いです。
雨漏りは基本的にNGであるため、屋根の防水性能には注意しておき、定期的にメンテナンスを実施しましょう。
このほか、屋根の防水工事は倉庫内の安全管理においても重要です。
浸入した雨水が機器の配線などにかかると、漏電が起きかねません。
漏電は周りにいる作業員を危険にさらすうえ、倉庫が火事になるリスクも出てきます。
倉庫内を安全な環境とするため、屋根の防水工事は定期的におこないたいところです。
倉庫の屋根に対する防水工事の主な工法とその特徴
倉庫の屋根に対して可能な防水工事の工法には、まずシート防水があります。
シート防水とは、シート状になっている素材を使って防水層を作る工法です。
メリットは施工範囲が広くなるほど費用がお得になること、デメリットは換気口などの障害物が多いと工事が難しくなることです。
次に、塗膜防水が挙げられます。
塗膜防水とは、防水機能のある塗料によって防水層を作る工法です。
塗料であるだけにつなぎ目ができず、仕上がりがきれいな点がメリットです。
一方、定期的に塗り替えが必要になったり、においが強かったりする点はデメリットだといえます。
最後に、アスファルト防水です。
アスファルトを染み込ませたシート状の素材を用いる工法です。
使用する素材は長年にわたって広く使われていて信頼性が高く、耐用年数も長いのがメリットです。
デメリットには、施工方法によっては特殊な設備が必要になったり、においや煙が出たりすることが挙げられます。
まとめ
倉庫の屋根に防水工事がおすすめされる理由は、建物の劣化予防、倉庫内の製品や設備の保護、漏電による事故や火災の防止などにあります。
主な工法の一種であるシート防水は、施工範囲が広いと費用がお得になる一方、障害物が多いと工事が難しくなります。
塗膜防水は、きれいに仕上がる一方で定期的に塗り替えが必要なこと、アスファルト防水は素材の信頼性が高い一方で施工方法によってはハードルが上がることが特徴です。
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