産業用ロボットとは? 種類や事例についてご紹介
2020.04.19
産業用ロボットという言葉を耳にしたことがある方もいるでしょうが、具体的にはどのような作業をするものなのでしょうか。
今回は産業用ロボットについて、その種類や事例を中心にご説明しています。
【産業用ロボットとは? 種類や事例について:産業用ロボットの種類】
そもそもロボットは、人の近くでサービスを提供するサービスロボットと、人から離れて人の代わりに作業をする産業用ロボットに分けられます。
そして産業用ロボットとは、主に製造業や食品加工業などにおいて、作業の自動化を目的として導入されるものです。
産業用ロボットの定義は「3軸以上の自由度を持つ、自動制御、プログラム可能なマニピュレータ」というものであり、見た目は人間の腕のような形状をしていることが多いといえるでしょう。
定義はあるものの、産業用ロボットには多様な種類があり、垂直多関節ロボットや水平多関節ロボット、パラレルリンクロボット、直交ロボット、双腕ロボットなどが挙げられます。
たとえば、垂直多関節ロボットとは人間の腕の構造に近く、台座の回転とアームの動きによって自由度の高い動きができるため、多く普及している産業用ロボットです。
また、パラレルリンクロボットとは、それまでの産業用ロボットの弱点でもあったコストやメンテナンスを汎用的なものへと進化させたもので、より高速に、かつコンベアを止めることなく作業が進められるよう、センサーの精度も向上させた産業用ロボットです。
【産業用ロボットとは? 種類や事例について:産業用ロボットの導入事例】
産業用ロボットの導入は、樹脂成形やプレス、塗装、機械加工、一般組み立て、測定、検査、食品加工まで幅広い作業について行われています。
たとえば塗装であれば自動車メーカーなどで広く利用されており、一般組み立てについてはPCモニターの組み立てや照明スイッチの組み立てなど、電機メーカーで利用されています。
検査においては、人の代わりに金融ATMのプッシュを行ったり、食品加工については丁寧なピザソースの塗りこみまで、幅広い場面で人の代替として利用されています。
なお、産業用ロボットを利用するメリットは、人手不足の解消、生産性向上以外にも、品質の安定やデータ収集の簡素化などがあり、ただの作業以外の付加価値としても多くのメリットを生んでいます。
【まとめ】
産業用ロボットは、工場などにおいて多くの場面で利用される、人の作業を代替する機能をもったロボットです。
人件費削減という観点だけではなく、ロボットにできる作業はロボットに任せ、人間にしかできない作業を人間が行うという共存共栄が、真の目的といえるでしょう。
貸し倉庫・貸し工場searchでは、関西を中心に貸し倉庫・貸し工場物件をご紹介しています。
倉庫・工場を借りたい・貸したいとお考えの方は、ぜひ当社までお問い合わせください。