梱包と包装の違いはどんなこと?作業の目的や内容を整理
2020.06.18
似たように使われているけれど、明確に違いのある言葉があります。
その1つが梱包と包装です。
どちらも物を包むことなので、同じような作業だと混同されがちですが、実は目的も作業内容も異なるのです。
この記事では、梱包と包装の違いとは何か、整理して紹介していきます。
【似ているように思われがちな梱包と包装の違いとは?】
梱包とは、物品が壊れないようにすることが目的です。
そのため、物品や物品が入った入れ物を、緩衝材などで頑丈に包む必要があります。
一方の包装とは、ラッピングなど、商品を魅力的に飾る作業を指します。
包装紙をかけたり、プレゼント用の袋に入れたりするのが包装の例です。
求人などで「梱包作業」という言葉を見かけますが、この梱包とは、物品を壊さずに輸送するために行うことが多いです。
具体的には、物品をダンボールに詰めて、発泡スチロールで固定したり、間に緩衝材を入れたりする作業です。
目的は商品が壊れないことなので、見栄えは重要ではありません。
手順はマニュアル化されている場合が多く、箱の大きさや緩衝材、詰める順番などは細かく決まっています。
そのため、マニュアルどおりの作業が得意な方に向いていますし、慣れれば楽です。
ただし、重いものを運んだり、立ち仕事になったりするなど、体力勝負の面もあります。
【梱包と包装の具体的な方法や資材の違いとは?】
次に、梱包はどんな作業を行うのか、どんな資材を使うのかを具体的に見ていきましょう。
梱包方法は、梱包する物品の種類や形によって変わります。
そのため、最適な梱包方法と資材を選ぶ必要があります。
最初に行うのは外装となる梱包材選びです。
外から力が加わる部分なので、強度は必要ですが、コストも上がるのでバランスが重要になります。
次に用意するのは緩衝材です。
プチプチと呼ばれるエアパッキンや、紙製のものなど種類があり、梱包材と同様に機能とコストに違いがあるため、比較して選ぶ必要があります。
ただし、緩衝材を入れすぎると圧力で破損することもあるので注意が必要です。
資材選びも重要ですが、正しく詰めることも不可欠です。
隙間が多いほど、中の物品が移動してしまうので、固定する必要があります。
梱包は単純そうに見えて、奥が深い仕事なのです。
【まとめ】
梱包と包装は、似たような作業に思えますが、目的が違うことがわかったのではないでしょうか。
仕事を選ぶ場合に間違えないように、どんな作業か把握して、自分に合った方を選択するようにしましょう。
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