工場を建てるときに必要な建築確認申請とは?
2019.07.14
工場を建てる際には、建築基準法に基づき「建築確認申請」が必要になり、建築工事を開始する前に必要な申請です。
今回は大阪府で工場を建てようと検討している方へ、工場を建てるときに必要な建築確認申請とは何か、その手続きについてお伝えしていきます。
【工場を建てる時に必要な建築確認申請とは何か?】
「建築確認申請」とは何かというと、建築主が建築基準法の中の「特殊建築物」に該当する建物を新築・増改築する際に必要となる手続きです。
特殊建築物に該当するかどうかは、建物の用途によります。
詳細は建築基準法第2条2号で規定されています。
延べ床面積10㎡を超える工場を新設・増改築する場合は、特殊建築物に該当し、建築主事(地方公共団体の公務員)もしくは指定確認検査機関(民間)への建築確認申請が必要となります。
用途が工場の場合は基本的に建築確認申請が必要だと思っておいた方がよいです。
その他にも学校や病院、百貨店や展示場など、大規模な建物を建てる際は、必要になる手続きで審査期間は2~4か月です。
工場を建てることやその詳細が決まったら、すぐに申請をしましょう。
【工場を建てる時に必要な建築確認申請の流れ】
・確認申請に必要な書類を準備する
確認申請をするには、建物の仕様書や設計図、付近見取り図、構造計算書などが必要となり、これらの書類は基本的には建築士が行うものです。
・確認申請に必要な書類を提出する
申請の提出先は、建築主事(地方公共団体の公務員)もしくは指定確認検査機関(民間)です。
書類の提出を受けた者は、建築基準法、消防法、工場立地法などの法律を遵守しているかを審査します。
・確認済証を受領し工事着工する
無事審査がとおり、確認済証を受領したら、工場の建築に取りかかることができます。
もし審査が通らなければ、再度書類を提出する必要があります。
不備のあった部分について見直し、再提出をしましょう。
審査がとおったら、建築基準法に基づき工場の建築を進めましょう。
【まとめ】
建物の用途が工場である場合は、建築工事に入る前に建築確認申請が必要となります。
建築確認申請の審査には2~4ヶ月かかりますので、工場の建設を検討している方は、その期間も考慮した上で計画を進めていきましょう。
まずは手続きについて把握し、時間に余裕を持って建築計画を進めていくといいでしょう。
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