賃貸の食品工場に設備する「エアシャワー」とは?効果的な使い方も解説
2021.11.01
賃貸で借りられる物件を利用して、食品工場を運営したいと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
食品工場を運営するためには、さまざまな機械や設備を導入する必要があります。
また、工場内を清潔に保つための設備も必要です。
今回は、賃貸で食品工場を運営するために必要な設備のなかでも、エアシャワーとはなにか、効果的な使い方も含めて解説します。
賃貸の食品工場に必須!エアシャワーとはどんな設備?
エアシャワーとは、食品工場や精密機器を取り扱う製造工場といった、さまざまな研究施設で導入されている設備です。
主にクリーンルームの入口に設置されていることが多く、入室者の衣服などに付着したゴミや埃を取り除きます。
クリーンルーム内に粉塵を持ち込まないための機器ですので、素通りできないよう従業員などが機械の内部に入ると、扉がロックされる仕組みとなっています。
その後、天井や両側面から噴き出す風で衣類に付着した細かな埃などを取り除きます。
一定時間風を浴びると出口扉のロックが解除され、機械の外部に出ると今度はエアシャワー内に戻らないよう出口扉がロックされ、入口が解錠されるという仕組みです。
エアシャワーを適切に使用することで、食品のなかに異物が入り込むトラブルを避けられます。
賃貸の食品工場にも必要なエアシャワー!効果的な使い方をご紹介!
食品工場では商品のなかに異物や髪の毛などが混入してしまうと、悪評や売り上げ低下につながりかねません。
そのため、エアシャワーの設置は必須です。
エアシャワーは適切な方法で使うことで、より効果を高められます。
まず機械のなかに入る前に、靴の裏を洗浄する必要があります。
エアシャワーは天井と側面からの風で衣類のゴミは取り除けますが、靴の裏に付いた埃やゴミは取り除けません。
入室前に靴底洗浄機などを使用し、靴底の汚れを落とすことによってクリーンルーム内を清潔に保てるのです。
また、エアシャワー内に入室する前に粘着ローラーなどを使用し、衣類に付いた髪の毛などをあらかじめ取り除いておくこともおすすめです。
髪の毛や糸くずのような比較的大きめのゴミもエアシャワーの風圧で取り除けますが、入室前に先に除去することによって、フィルターの詰まりを軽減できます。
とはいえ、機械のフィルターは使用を重ねれば自然に詰まってしまうものですので、定期的な点検が必要です。
このほか、きちんと機械の風が従業員に当たるよう調節するなど、細かな設定をきちんとおこなうことでより効果的にエアシャワーを使えるのです。
まとめ
食品工場を始め、衛生的な環境を必要とする施設では、エアシャワーの導入が不可欠です。
靴底洗浄機や粘着ローラーなどと併用することで、より効果的に使用できます。
賃貸を利用して食品工場を運営しようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
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