工場の外壁で使われる波板スレートとは?メンテナンス方法もご紹介
2019.09.28
倉庫や工場の建築をお考え中のみなさま。
これらの屋根や外壁には、波板スレートという建材を使用する頻度が高いことを知っていますか?
一般的な住宅にはあまり使用しない建材なので、扱い方が分からないという方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、波板スレートの特徴やメリット、メンテナンス方法についてご紹介いたします!
【工場の屋根や外壁で使用される波板スレートの特徴は?】
波板スレートとは、セメントと繊維を混ぜた素材を波型に加圧成型して固めたものです。
こちらの建材は耐用年数が25年とされており、耐久性に優れています。
耐火性や遮音性にも優れているので、火を扱う工場や工具の音などが大きい工場で使用するのに適した建材です。
建材の中でも比較的安価なので、メンテナンス費用が抑えられる点も嬉しいポイントです。
もし波板スレートが老朽化した場合は、同じ建材に張り替えれば一括損金で処理できるので、節税対策にも繋がります。
このように、安価な上に丈夫であるというメリットが、工場や倉庫で使用するのに適しているのです。
【工場の屋根や外壁で使用される波板スレートのメンテナンス方法は?】
波板スレートはその形状から土埃などの汚れが付きやすいので、定期的に清掃して綺麗にすることを心がけましょう。
その際、屋根や外壁を固定している留め具に不具合が無いかをチェックすると良いでしょう。
留め具は上からシールを貼って保護をしていることが多いですが、経年劣化によってその留め具がボロボロになり、外れてしまうことがあります。
このような状態になると雨漏りの原因になり、工場や倉庫の運用に支障をきたしてしまいます。
長く建材を使用するためにも、留め具に不具合を見つけたら、留め具の交換やコーキング処理を行うなど定期的なメンテナンスを行いましょう。
また、2004年以前の波板スレートには、アスベストを使用していることがあります。
波板スレートに使用されていたアスベストは比較的危険度が低いとされていますが、防じんマスクを着用した上で、建材を水で濡らして解体する必要があります。
この作業を行うには工場の生産ラインを数日間停める必要があるので、取引先とのやり取りや会社の売り上げにも影響を及ぼしてしまいます。
既存の屋根の上に新しい屋根を被せるという方法もありますので、ぜひご検討ください。
【まとめ】
いかがでしたでしょうか。
今回は工場の外壁に使用される波板スレートの特徴と、メンテナンス方法についてご紹介いたしました。
こちらの建材は安価で利便性が高いので、倉庫や工場でぜひご活用いただきたい建材です。
もしアスベストが含まれた建材があれば適切に処理し、その上で定期的なメンテナンスを行い、長く建材を使用しましょう!
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