ドックシェルターとはどんな設備？賃貸の工場にも設置されている？

賃貸工場を検討するときは、扱う製品によってはドックシェルターという設備が必要です。

ドックシェルターとは、トラックの荷台と搬入口との隙間を埋めるための装置です。

今回は、賃貸工場の契約をお考えの方に向けて、ドックシェルターとはなにか、設置の目的やメリット・仕組みについてご紹介します。

賃貸工場にも設置されているドックシェルターとは？

賃貸工場を検討するとき、ドックシェルターという設備についても確認が必要です。

ドックシェルターとは、工場内の温度管理のためにトラックとコンテナとの隙間なく密着させるものです。

犬小屋の入り口に似ていることや、搬出入戸口がドックと呼ばれることが、ドックシェルターの名前の由来と言われています。

ドックシェルターを設置すれば、出入り口の空気の流出がないので、夏や冬でも気温の上昇や低下を抑えて室温を一定に保つことができます。

トラック後部にある扉と工場の入り口を密着させ、荷物の搬入や搬出が可能です。

寒さや暑さに影響されることなく、荷役作業がおこなえるので、作業効率アップにも貢献するでしょう。

空気の流出だけでなく、雨風やほこり、害虫などが入ることも防げるため、工場内の環境保全をすることができます。

そのため、冷蔵・冷凍食品や医薬品、電子・精密機器などを扱う工場におすすめの設備です。

また室内を一定に保てることで、省エネにも効果的で、光熱費の削減にもつながります。

湿気が建物内に入りにくいので結露対策にも有効で、商品をカビから守ることができます。

賃貸工場にも設置されているドックシェルターの仕組み

次に、ドックシェルターの仕組みについてご紹介します。

ドックシェルターは、耐摩耗性の高い特殊な生地のカーテンとクッションを使用することで、気密性を保つ仕組みです。

このカーテンが、車両の荷台と搬入口の隙間を埋める役目を果たします。

ドックシェルターには固定式の他にも可動式があり、トラックの荷台の高さに合わせて調整できます。

さまざまなサイズのトラックが出入りする工場の場合は、可動式がおすすめです。

商品によっては衝撃防止や水漏れを防ぐカバー、車輪止めなどのさまざまなオプションをつけることも可能です。

まとめ

今回は賃貸工場の契約をお考えの方に向けて、ドックシェルターとはなにか、設置の目的やメリット・仕組みについてご紹介しました。

ドックシェルターを設置すれば、建物の戸口を開けることによる空気の流出を防げます。

工場内の室温や衛生環境を重視する場合は、賃貸の工場を選ぶときにドックシェルターが設置されているかをチェックしてみてください。

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