工場のIoT化とは?できることやメリットをご紹介
2024.05.23
工場の賃貸経営を考えている方は、工場に付加価値を付けるために、さまざまな施策を検討しているでしょう。
その中でも現場のIoT化を図ることは、時代に先駆けた設備投資となりますので多くの方が検討しています。
そこで、工場のIoT化とは具体的にどんなことをするのか、こうした設備投資をすることにはどれだけのメリットがあるかを考えていきます。
工場のIoT化とは?
IoTとは、Internet
of Thingsの略語で、モノのインターネットを意味します。
一般的に機器とインターネットを接続させることを指し、スマホで操作できるエアコンや、声をかけると反応するAIスピーカーなどがIoT器機に該当します。
従来、インターネットに接続しているのはコンピューター同士だけでしたが、IoT器機の登場によりモノ同士がインターネットを通してデータ通信できるようになりました。
工場のIoT化とは、生産設備などの工場の設備に、こうしたIoTの機能を持たせることです。
工場をIoT化することにより、今まで手に入らなかった情報が手に入るため、さまざまなメリットが期待できます。
IoT化によって工場でできること
工場のIoT化をおこなうと、生産ラインの見える化ができます。
設置されたコントローラーやセンサーからデータを収集し、設備の稼働状況を見える化することによって、設備の異常に気付きトラブルを事前に防ぐことが可能です。
くわえて設備の確認をおこなう手間や時間を省き、その分作業に時間を割けるため、作業効率も向上します。
また、原材料の調達から廃棄までの工程を追跡するトレーサビリティも実現可能なので、製品に問題があった際は原因究明がしやすいです。
工場のIoT化をおこなうメリット
賃貸物件経営者としての工場をIoT化をするメリットとしては、やはり物件に高い付加価値を付けられるという点が大きいです。
従来型の設備を持つ物件であれば多くの競合がいますが、先進的なIT化がなされているというプラス材料があれば差別化を図ることができます。
これは、すぐに物件の借り手が見つかるメリットにつながりますし、賃料を高く設定することも可能でしょう。
これからの生産拠点はさらにIT化が進んでいきますので、将来的なメリットも得られます。
さらに技術が進んでいく中でも、すでにIoT化ができていれば対応を素早くおこなえるようになりますので、スピーディーかつ効果的な設備投資ができるわけです。
まとめ
IoTとは、モノのインターネットを意味します。
工場をIoT化すると設備の稼働状況が把握でき、トラブルを事前に防いだり、生産性が向上したりといったメリットがあります。
これは物件の付加価値を高めて、競合物件との差別化を図れる施策となるはずです。
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