貸倉庫の倉庫ラックはどう選ぶ?種類と選び方を解説!
2024.06.05
物流倉庫では、日々たくさんの荷物が出入りすることになりますが、スムーズな出し入れには、荷物を保管するラックを適切なものにすることが大切です。
取り扱う荷物や確保できるスペース、用途によって、最適なラックが違うので、そこを把握すれば倉庫の業務効率化になるかと思います。
そこで今回は、倉庫に使われるラックの主な種類と、ラックの選び方についてご紹介します。
倉庫ラックの種類
倉庫ラックの種類として、まず1つ目はパレットラックと言われるものです。
パレットラックは、重量のあるものや大型の物品を保管するのに向いている倉庫ラックで、パレットと一緒に使われる想定のラックです。
耐荷重が大きいため設置工事が必要になるので、移動はできません。
2つ目はネスティングラックと呼ばれるものです。
使わない時は折り畳み可能なラックで、パレットラックほどではありませんが耐荷重にも優れています。
ラック自体を段積みすることもできるので、天井の高さに合わせて収納スペースを拡張できることも大きな特徴です。
また、ラックごとフォークリフトで運ぶことができますので、レイアウト変更の際にも便利です。
最後はスチールラックです。
スチール棚とも呼ばれ、よく事務所や、ちょっとした倉庫スペースでもよく見ることがある倉庫ラックです。
1段あたりの耐荷重が500kgのものもあり、段ボールや部品の保管には十分な強度を持っています。
フォークリフトではなく、手や台車で運ぶようなサイズの物品を保管しておくのに適したラックです。
ラックの選び方
ラックを選ぶ際は、まずラック自体のサイズを考えることが重要です。
保管する荷物のサイズと、倉庫自体の広さや天井高によって、ラックの適したサイズは変わってきます。
もちろん、ラックの耐荷重も大切な基準です。
耐荷重を越えて荷物を積み上げると、ラックの変形や荷物の落下による破損、最悪の場合は人的な事故につながる可能性もあります。
耐荷重と合わせて、天地段数をどうするかも考えましょう。
天井高や荷物の大きさによって、ラックの棚を何段設けられるか代わってきます。
スペースがある場合、段数を多段式のラックを複数連結して、大規模な保管スペースを作ることができるでしょう。
まとめ
物流倉庫に使われるラックの種類は、主にパレットラック、ネスティングラック、スチールラックがあります。
パレットラックは耐荷重、ネスティングラックは折りたたんで収納できる、スチールラックは手作業で組み立てられるといったところが利点です。
ラックのサイズを選ぶ際は、倉庫や荷物の大きさ、ラックの耐荷重と天地段数を中心に検討していきましょう。
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