物流パレットは種類が多数!知っておきたい概要や形状と規格も解説
工場や倉庫をこれから借りるときは、入居後に物流パレットを使用することが予想されます。
それにはさまざまな種類があり、それぞれ特徴が異なるため、詳細は事前に確認しておいたほうが安心です。
そこで今回は、物流パレットの基本や種類にくわえ、形状や規格も解説します。
物流パレットとは?
物流パレットとは、荷物を保管・運搬するときに土台として使用する備品のことです。
その上に荷物をまとめれば、保管・運搬が容易になり、工場や倉庫などでの作業効率が上がります。
ただし、運搬はフォークリフトなどの使用を前提とされやすく、1枚あたりの重量は約10kg~30kgとなっているため注意が必要です。
また、種類によって素材が違い、特徴も異なります。
たとえば、木製パレットは価格の安さや滑りにくさが特徴ですが、素材が木であるため、虫がわくリスクがあり注意が必要です。
一方、プラスチックパレットは安価で軽いうえ、適宜洗浄できて衛生的ですが、上に載せた荷物が滑るおそれがあります。
物流パレットの形状について
形状において、もっとも一般的な種類にあたるのが平パレットで、上に荷物を載せるためだけのシンプルな構造をしている点が特徴です。
ほかの形状として、ボックスパレットと呼ばれるものもあり、周囲に側板が取り付けられています。
これは、パレット自体がコンテナのようになっており、ものによっては蓋まで付いています。
そのほかにも、ロールボックスパレットというものもあり、下に車輪が付いているため、荷物を載せた状態でも人力で運搬可能です。
このような形状が合計7種類あるため、現場の環境や使用目的に合っているものを選びましょう。
物流パレットの規格に関する種類
規格において、日本国内で流通しているサイズはさまざまですが、代表的なものはいくつかあります。
具体的にどのような種類が適しているかは、使用する環境によって変わります。
たとえば、酒類業界のビールパレットでは、ビールケースを6箱のせられる「900×1,100」のサイズが選ばれていて、素材として使用されているものは主にプラスチックです。
一方で、食品業界では、標準サイズの「1,100×1,100」が多く、素材は衛生上の理由からプラスチックやステンレスがよく選ばれます。
まとめ
物流パレットとは、荷物を保管・運搬するときに土台などとして使用する備品であり、木製やプラスチック製など、素材にいくつかの種類があります。
くわえて、形状に関しても、上に荷物を載せるためだけのシンプルな平パレット、周囲に側板があるボックスパレットなど、さまざまな種類があります。
なお、規格に関してはさまざまなサイズが見られますが、日本国内で流通している主なサイズは5種類です。
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